希望をもって (ページ27)

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玲於side

ん？
あれ、寝ちゃってた…
2時間も俺寝てた?!

ガタッ……

今寝室から音したよな…

ゾワッ…

……っはやと！

ガラガラｯ！

隼「ケホッケホッケホッ…はぁっケホッケホッ…」

軽い発作だ。
酸素マスクが下に落ちた音か！さっきのは！
付けようとしたんだ、

玲於「隼！…はやと！」

隼「うぅ……っはぁケホッｯはぁ…はぁｯ…」

胸をぎゅっと抑えてベットの上で丸まってる隼
汗が滝のように流れてる。

玲於「酸素マスク付けるよー？」

パシッ

あ、隼自分で酸素マスクどかしちゃった…
多分何をつけられたかわかってない

隼「いっっ…はぁっ…ケホッｯケホッ…ﾋｭ…」

俺は隼の口元に酸素マスクをあてた。

玲於「苦しそう……」

隼「くっ……はぁ…はぁっ…ケホッ…はぁ」

玲於「ゆっくり吸って！薬効いてくるから！」

隼「ﾋｭ…はっ……はぁ……はぁ……はぁ」

玲於「落ち着いた？」

隼「はぁ…はぁ…ぁりがとう……ケホッｯ…はぁ」

ぎゅっと閉じられた目と、胸を抑えてる手の力を見る限りまだ苦しそう。

楽になるように、隼の身体を抱き上げて、抱っこするような形にした。

これなら背中もさすれるし、呼吸も楽だろう。

隼「はぁ…ﾋｭ…はっ……はぁ…ケホッ…はぁ」

俺の肩に頭付けてぐったりな隼
相当体力使うんだな…

ん？
さっきより重くなった…

あ、寝てる笑

よいしょっ

玲於「おやすみ」

隼「…はぁ……はぁ…」

まだ息がちょっと切れている隼

酸素を上げてあげたらちょっと落ち着いてきた

よし！
この間に家事やるか！

涼太くん遅いな…