希望をもって (ページ24)

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亜嵐side

裕太くんは、夜にちょっと仕事がある為先に帰った。

俺は1人で隼の手を握っていた、

隼「んぅ…はぁ…はぁｯ…ケホッケホッ…」

夜になって熱が上がってきた…

玲於と涼太は仕事が長引いて今日中には来れないと連絡があった。

夕飯食べなきゃ…
食べれるかな……

お粥作ってくるか…

寝室のドアを開けっ放しにしてちょくちょく確認しながらおかゆを作り始めた。

あとすこしで完成という時、、

隼「…ぅ…ゔぅ…ゲホッケホッ…ハッ…うぅ……」

苦しそうに咳き込む隼の声が聞こえてきた。

亜嵐「隼！はやと！」

うなされてる。熱を測ると9度5分、
頼む。起きて、

亜嵐「はやと！起きて！」

隼「あぅッ……んん…」

亜嵐「起きた？大丈夫？」

隼「ﾌｯ…ｸﾞｽｯ……うぅ～…ヒック……こ、わい……ケホッﾋｯｸ…ゲホッゲホッ……うゎ～ん…ｸﾞｽｯ、」

亜嵐「よしよし、怖かったね！俺いるからもう泣かないよ？苦しくなっちゃうから、ね？
大丈夫大丈夫！」

隼「ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…ｸﾞｽｯ……ケホッケホッｯケホッ…ﾋｯｸ…ゲホッケホッ…ﾋｭ…ケホッ…」

やばい。呼吸が狂ってきてる。
また発作起きたら隼の身体持たないよ

亜嵐「はやと～？大丈夫だから、ね？こっちみてゆっくり息してみようか、吸って～吐いて～……そうそう、上手」

隼「ﾋｭ…はぁｯ…すっ……はっ……すーっはぁ…」

落ち着いてきたかな？

隼はもうぐったり俺にもたれてる。
肩が上下してて、苦しそう…
酸素ちょっと上げようかな、
──よいしょっ！
隼が寄りかかってるから、上げづらい笑

隼「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

亜嵐「隼？苦しかったね、びっくりしたね、でももう大丈夫！俺いるから、ね？あと、お熱高いから解熱剤入れるよ？」

隼「はぁ…はぁ……はぁ…ケホッ…」

安心するように抱っこしながら、解熱剤を点滴の所から入れる。

抱っこしてると分かるけど、すごい熱い。
俺が汗かきそう。でも隼は震えてる、
まだちょっと苦しいのか、胸が痛いのか時々胸に手を当てて顔を苦痛に歪ませるが、寝られたようだ。

亜嵐「もう怖い夢みませんように……」

言いながら頭を撫でた。

隼の顔が一瞬気持ちよさそうな顔になった。

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