希望をもって (ページ23)

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裕太side

隼の容態がまた落ち着いてきた為、2人で片付けをしていた。

いつまた副作用で吐いてしまうかわからないため、目が離せない。

purururururu ──

裕太「もしもし！なんや？」

玲於「隼、大丈夫そう？俺今日変わろうと思ってて涼太くんと一緒に」

裕太「30分前に発作が起きて大変やったけど、今は安定してるで、今日は涼太と玲於か！」

玲於「マジか……。仕事終わったら行くね！」

裕太「はいよー」

亜嵐「玲於？」

裕太「そそ！今日涼太と玲於らしいで、仕事終わったら来るって」

亜嵐「そっか……ありがとう！」

それにしても、隼痩せたなぁ、
ぷにぷにだったお腹ももう無い。

目の下のクマが目立つようになった…

1時間後

亜嵐「ふぅ。片付け終わったぁ！」

裕太「枕の下にタオル敷いといたら楽やない？」

亜嵐「確かに！そうしよ！」

隼「ぅ……んっ…。はぁ…あ…らんくん？」

亜嵐「隼！大丈夫？気持ち悪くない？」

隼「ぅん……ケホッ…水……」

裕太「ポカリしかないねん、ゴメンな」

亜嵐くんが背中に手を入れてゆっくり起こしてくれて、酸素マスクが外された

隼「 …はぁ…はぁ…ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ……ケホッ…はぁ」

マスクちょっと外して飲みもん飲むだけで、苦しそうな隼。

肺が酸素を取り込めんくなったか？

亜嵐「ゆっくり吸ってみようか、苦しいね…」

飲んだ後、胸を抑えて前かがみになってしまった隼
相当苦しいんやろうな…

亜嵐くんは酸素マスクを付けて背中をさすりながら声をかけて息を整えてあげてる。

隼も落ち着いてきて、寝てしまった。
体力の消耗がすごい激しいんだろう。

はよドナー見つけて、元気な隼に戻って欲しい…