希望をもって

19 ページ19

隼side



今亜嵐くんが家にいてくれてる…


さっき亜嵐くんが点滴で薬入れてくれたけど、その副作用強いらしい。これ入れないと肺の病気進行しちゃって、発作が頻繁に起きて、吐血も大量にしちゃうらしいから、やるしかないんだけど…
怖い。



______________________________

数時間後……


なんか……頭がポ〜っとして寒い。
顔は暑いのに、身体が冷えてる。
それに加えて、何だか気持ち悪くなってきた…




隼「 …はぁ…はぁっ…ケホッケホッｯ…ｳｯ」



吐きそうなのに、吐きたいのに…
吐けない……たすけて、亜嵐くん…




亜嵐「 気持ち悪い？」



亜嵐くん、、
……苦しい、、気持ち悪い、、


その瞬間、キュッと抱きしめられた。
亜嵐くんの……匂い…
落ち着く……



亜嵐「 ドナー絶対見つけるから…。それまで、俺ら力合わせるから、一緒に頑張ろ？」


その言葉にまた涙が出た。




気持ち悪さに耐えてたら、裕太くんの声が聞こえた気がした。



……二人で話してる？
意識が朦朧としてきて話が耳に入ってこない……



亜嵐「 _______________……熱上がってる」


ね…つ……？
あぁ、熱か…
だから寒いのかなぁ…
うぅ、、気持ち悪い、、




裕太「 そ……楽になる……」


聞こえない……
頭痛い。気持ち悪い。苦しい。






俺の、意識は暗い闇に沈んでいった…

20→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す