保健室の先生(手越祐也ver.) (ページ6)

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加藤side

最近、相川さんの様子がおかしい。

小テストが少し落ちやすくなったとか、

授業中少しボーっとしてるとか

それ位の小さな変化なんだけど…

なんか、引っかかる。

なので、俺は保健室にきた。

加「手越先生、最近相川さん来てない？」

手「Aちゃん？
いや、見てないけどな…
Aちゃん可愛いから見たいんだけどな...」

加「冗談はいいから、最近調子悪そうなの
ボーっとしてるというか、なんか辛そうでさ」

手「新しい生活で疲れてるんかな…
んー、こっちから呼び出す訳には行かないから、保健室からの呼び出しとか聞いたことないでしょ笑」

加「そうだよね…」

手「でも、精神的にやられてるなら早めに声をかけた方がいいよ。後々、うつ病とか不登校とかに繋がってきたりすることもあるから。Aちゃんの為にもね。必要だったら俺から小山先生にも連絡しておくから。」

加「本当、仕事となると真面目だよね笑
ありがとう。今日にでも、話しかけてみるわ。」

そして、俺は教室に向かった。

(こういうことは、クラスメイトに知られたくないもんだよな…)

そう思って、提出物に「ちょっと、お話があるから、放課後保健室に来てくれる？」
と、付箋に書いて貼っておいた。

ちょっと重いかなとも思ったけれど、これしか思いつかなかった。

手越先生と小山先生には事前に連絡しておいた。