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ﾘﾝ｢…ん？ちょっと待ってください…｣
ｱﾙﾈ｢なんだ？｣
なにかに気づいた様子のお姉ちゃん。
アルネ様の返答の後にこう発した。
ﾘﾝ｢アルネ様…ノインテーターとか言ってませんでした？｣
『……あっ』
完全に気づかなかった。
もしかしてアルネ様って…
いや、まさかそんなことって……ある…？
ｱﾙﾈ｢ああ、言ったな｣
ﾘﾝ｢ノインテーター…九個の心臓…
映画で見た礼拝堂に、そっくりなあの場所…｣
『……』
点と点が線になったような気がした。
何故ずっと気が付かなかったんだろう。
リンお姉ちゃんは1拍おいてから再び口を開く。
ﾘﾝ｢信じられないようなことばかりでちょっとうまく頭が働かないんですが…
……ノインテーターって…あのノインテーターですか…？｣
ｱﾙﾈ｢あの…とは、なんだ？｣
アルネ様が問うと、お姉ちゃんは目をキラキラ輝かせて熱く語り始めた。
ﾘﾝ｢9人の吸血鬼の王の心臓をイケニエにこの世に生まれた最凶の吸血鬼！｣
止めようか、とも考えたがお姉ちゃんが楽しそうにしているので、止めることは諦めた。
そんな私の心の中をお姉ちゃんは知る由もなく、語り続ける。
ﾘﾝ｢歩くだけで、病気を流行らせ、数多くのヴァンパイアハンターを、返り討ちにした！｣
そこでお姉ちゃんは息を吸い、一層大きな声で叫んだ。
ﾘﾝ｢エビリィッ！！｣
『……』
私が黙っていると、お姉ちゃんは次のセリフを言わずにこちらを見つめる。
……え？…まさか…
私のまさかは的中する。
ﾘﾝ｢ほら！Aの番ですよ！｣
『えっ………』
そう、私もやるように促されたのだ。
いや、いつもやってるけど…！恥ずかしいって…！
私はしぶしぶ呟く。
『…ぶ、ぶらっでぃー…？』
ﾘﾝ｢ファンタスティックッ！！｣
ﾘﾝ｢ノインテーターッ！！｣ 『の、のいんてーたー……』
顔がだんだん熱を持っていくのが分かる。
うわあぁ…恥ずかしい…
思わず顔を両手で覆う。
だがそんな私を気にすることなく、お姉ちゃんはアルネ様と会話する。
｢ふふっAちゃーん｣
『っ！？』
その時、突然誰かに名前を呼ばれる。
まあ、誰かっていうけど、この人しかいないだろう。
『…ジシェ……』
ｼﾞｼｪ｢やっほー｣
机の上に置いてある手鏡を手に取る。
鏡を除くと案の定、ジシェが顔を出していた。
続く (更新停止中)
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梨夢(リム) - ジシェは可愛い… (2022年7月20日 22時) (
レス) @page30 id: 265c125c54 (このIDを非表示/違反報告)
クロスてゃん - 最高です…(泣)ジシェくん推しですのでありがたいです…主様更新頑張ってください(^^; (2021年10月1日 21時) (レス) @page30 id: c934f9389d (このIDを非表示/違反報告)
ノイ - ジシェ君推しなので嬉しいです！！更新頑張ってください！！！！！ (2021年8月28日 6時) (レス) id: 2f000690c5 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ジシェくんやっぱ、可愛い！！！アルネ様かっこいい！！！リンちゃんは笑暴走するけどほんと可愛い！！主ちゃんも恥じらいながらも決めゼリフ(？)を言うとこ好きです笑更新頑張ってくださいね！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪ - 面白かったです！更新楽しみです！なんだろ、ジシェって狼少年だから、昔何かあって鏡に入れられたとかなのかなっておもったり、色々なこと考えながら読ませて頂いてます！！更新頑張って下さい！！続き待ってます！ (2018年11月27日 20時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さら | 作成日時：2018年4月22日 10時
