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ｼﾞｼｪ｢じゃあAちゃん。僕からも質問ね？｣
『あ、はい！どうぞ！』
私が色々なことを考えていたら、今度はジシェさんに質問をされる。
ｼﾞｼｪ｢君は僕やアルネのことが怖くないの？｣
…と。
『……？？』
ジシェさんのその言葉に、私ははてなマークを頭に浮かべる。
だって…
『なんで怖がらなきゃいけないんですか？』
ただ、純粋に、単純にそう思ったからだ。
ｼﾞｼｪ｢だって僕らは悪い言い方をすれば、いわゆる君たちのいう"化物"だよ？
もし殺されたとしてもおかしくないのに、どうしてかな？｣
『化物…？私にはジシェさんや吸血鬼様が化物には見えません。
私は吸血鬼様は好きだから、というのもありますが…それが理由って訳じゃないです。
だって私自身が実際に見てもいないことを化物だと言ったり、怖がるのっておかしいことじゃないですか？』
私はそのまま続ける。
『しかも、ほら、ジシェさんと吸血鬼様は私達を助けてくれたし、襲ったりなんかしてないじゃないですか。
"化物"なんて、弱い人間が名付けたものに過ぎません。』
私はニコリと笑い、思ったことをそのまま口にすると、ジシェさんは目を見開いて驚いていた。
そして次の瞬間、突然顔を歪めて笑い出した。
ｼﾞｼｪ｢…ふふふ、君、最高だよ！
こんなことを言う人間がいたなんてね？｣
ジシェさんは面白おかしく笑う。
『私は思ったことを言っただけですよ？』
ｼﾞｼｪ｢ふふっ、そっかそっか。
いやあ、Aちゃん、君は本当に面白いね。｣
思ったことを言うだけでそんなに笑われるなんて…
…なんだか恥ずかしくなってきた。
『そんなに私変なこと言いましたか…？』
ｼﾞｼｪ｢うーん、まあ、人間にしてはね？
でも僕、君のこと気に入ったよ。｣
そう言うと彼は、優しい目をして微笑んだ。
あ…またこの表情…。
『…ジシェさんってそう言う優しい表情もできるんですね。』
ｼﾞｼｪ｢えー？酷いなあ。僕はいつも優しい表情してるじゃないー｣
『…ふっ、そうですかね…？』
ジシェさんの言葉が嘘くさくて笑ってしまう。
ｼﾞｼｪ｢うんうん、僕は笑顔の女の子の味方だからね。｣
『あはは、信じられませんよ。』
私は彼の言った冗談に、またひとつ、笑みを零した。
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梨夢(リム) - ジシェは可愛い… (2022年7月20日 22時) (
レス) @page30 id: 265c125c54 (このIDを非表示/違反報告)
クロスてゃん - 最高です…(泣)ジシェくん推しですのでありがたいです…主様更新頑張ってください(^^; (2021年10月1日 21時) (レス) @page30 id: c934f9389d (このIDを非表示/違反報告)
ノイ - ジシェ君推しなので嬉しいです！！更新頑張ってください！！！！！ (2021年8月28日 6時) (レス) id: 2f000690c5 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ジシェくんやっぱ、可愛い！！！アルネ様かっこいい！！！リンちゃんは笑暴走するけどほんと可愛い！！主ちゃんも恥じらいながらも決めゼリフ(？)を言うとこ好きです笑更新頑張ってくださいね！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪ - 面白かったです！更新楽しみです！なんだろ、ジシェって狼少年だから、昔何かあって鏡に入れられたとかなのかなっておもったり、色々なこと考えながら読ませて頂いてます！！更新頑張って下さい！！続き待ってます！ (2018年11月27日 20時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さら | 作成日時：2018年4月22日 10時
