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お姉ちゃんの発言に呆気にとられていると、ジシェが話し出した。
ｼﾞｼｪ｢それはね…アルネはここで、探偵をやってるんだけど…
依頼の報酬として、血をもらってるんだ。｣
なるほど…探偵かぁ…
ｼﾞｼｪ｢しかもそのもらった血しか飲まない変わり者の吸血鬼なんだよ。
昔は偉かったのにねー｣
『じゃあ無差別に吸血しないってこと…？』
ｱﾙﾈ｢そういうことだ、人間。｣
ﾘﾝ｢探偵…｣
お姉ちゃんはぽつりと呟く。
そして無言で何かを考えているように見える。
ｱﾙﾈ｢断る。｣
吸血鬼様はその考えてることが分かったようで、何も言っていないお姉ちゃんに向かってその一言を投げかけた。
そして、私も考えていることが分かってしまった。
ﾘﾝ｢まだ何も言ってません！｣
お姉ちゃんは吸血鬼様に向かって叫ぶ。
ｱﾙﾈ｢聞かずとも分かるわ。
何か依頼しようと思っていただろう。｣
…やっぱり。
ﾘﾝ｢それを見抜くとは…さすが探偵です！｣
『いや、お姉ちゃん丸わかりだったよ？』
ﾘﾝ｢なっ！？｣
私が指摘するとガーンという顔でこちらを見るお姉ちゃん。
ｱﾙﾈ｢人間、我を馬鹿にしているのか？｣
そう言って見下す吸血鬼様。
それをリンお姉ちゃんはキラキラした目で返答する。
ﾘﾝ｢吸血鬼様を馬鹿にするなんて…ありえません。｣
その様子を見て、吸血鬼様はため息をついた。
何を言っても無駄と思ったのだろう。
そこでジシェさんが声を発した。
ｼﾞｼｪ｢まあまあ、アルネ。話を聞くぐらい言いじゃん。｣
ﾘﾝ｢ですよね！…実は…｣
ｱﾙﾈ｢まて、我は話を聞くとは言っておらぬぞ。｣
吸血鬼様の静止も聞かず、お姉ちゃんは話を続ける。
きっと今日あったことを話そうとしているのだろう。
…でもなんだか、嫌な予感がする……
ﾘﾝ｢私のお父様のことなんですが…｣
ｱﾙﾈ｢おい、人間！｣
私の嫌な予感は、見事的中。
リンお姉ちゃんはマシンガンのごとく話を続けた。
吸血鬼様がこちらを見て助けを訴えているが、お父様のことで悩んでたのは私も一緒なので、口パクでしーらない、と言ってやった。
すると吸血鬼様はこちらを軽く睨み、お姉ちゃんの方に向き直った。
その横顔には冷や汗が伝っている。
必死に止めようとする吸血鬼様の努力は虚しく、その後数十分間お姉ちゃんは途切れることなく話を続けた。
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梨夢(リム) - ジシェは可愛い… (2022年7月20日 22時) (
レス) @page30 id: 265c125c54 (このIDを非表示/違反報告)
クロスてゃん - 最高です…(泣)ジシェくん推しですのでありがたいです…主様更新頑張ってください(^^; (2021年10月1日 21時) (レス) @page30 id: c934f9389d (このIDを非表示/違反報告)
ノイ - ジシェ君推しなので嬉しいです！！更新頑張ってください！！！！！ (2021年8月28日 6時) (レス) id: 2f000690c5 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ジシェくんやっぱ、可愛い！！！アルネ様かっこいい！！！リンちゃんは笑暴走するけどほんと可愛い！！主ちゃんも恥じらいながらも決めゼリフ(？)を言うとこ好きです笑更新頑張ってくださいね！続き楽しみに待ってます！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
加藤フリゲ大好き♪ - 面白かったです！更新楽しみです！なんだろ、ジシェって狼少年だから、昔何かあって鏡に入れられたとかなのかなっておもったり、色々なこと考えながら読ませて頂いてます！！更新頑張って下さい！！続き待ってます！ (2018年11月27日 20時) (レス) id: 0c80c47562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さら | 作成日時：2018年4月22日 10時
