派手柱の妹は

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手鬼side

はっ、また鱗滝の餓鬼を殺した

いつも通りのことだな
あの憎き鱗滝はまた自分の餓鬼が帰ってこなくて
どう思うんだろうなァ
どんな顔するんだろうなァ


嗚呼、見たかった
見たかったなァ

女「お前、勘違いもいいとこだな
こちとら鬼を全滅させないといけないんだよね、
勿論お前も」

さっきからこの餓鬼は何を言ってんだ

「お前なんぞに興味はないんだよ、」

女「でもAは炭治郎を守らないと、鬼を絶滅させないとダメなの」

「女のお前にできるわけが無いだろう」

女「女？女だから出来ないの？ねぇ」

女だからという単語に過剰に反応する

女「女だって男よりも動けるやつもいるし！お前はこのAに負けるんだよ！」

言葉の圧が変わった、
なんだ此奴の声、有無を言わさないような声色

女「愚か者めが..」

低い声で女が一言言い放つ

ｻﾞｯ
その瞬間、




女がいなくなった！？




女「はぁあぁ！全集中、舞の呼吸、壱ノ型__舞霧斬」

先刻までとは全く違う踏切、

咄嗟に腕を伸ばす
ﾊﾞｼｯ

弾かれた！？

間合いにはいられた、、
大丈夫だ俺の頸は固い、此奴は斬れない

女「お前つくづく愚か者だな、｣

ﾌｯ
女が鼻で嗤った

その瞬間

男「全集中、水の呼吸、壱ノ型、、、うおぉおお！」

女の背後から鱗滝の餓鬼が現れた

ｻﾞｼｭｯ

男「、、水面切り！！！」






くそ！！くそ！！！！くそ！くそ！！！！！
身体が崩れて消えていく、止められない、、、

ｽﾁｬ
餓鬼が刀を鞘にしまってこちらに近づいてくる

くそォ、最後に見るのが鬼狩りの顔だなんて、

餓鬼の首が後ろに振り返る

餓鬼のその顔は




とても悲しそうな顔だった。。

どうしてこんなことに、、、


ｰｰｰ
炭治郎side

悲しい匂い、

消えゆく鬼の手をぎゅっと握ると

鬼の大きな瞳から大粒の涙が溢れ出てくる

「神様、、どうか、この人が今度産まれてくる時は
鬼になんて、、鬼になんてなりませんように」

サラサラと消えていく鬼

錆兎、真菰、そして殺された他の子ども達
勝ったよ、もう安心していいよ
魂だけになろうと狭霧山へ、
大好きな鱗滝さんのところへ


A「炭治郎は優しいね」

「そんなことは無いよ」

A「あと途中からAのこと呼び捨てだったね」

「はっ、、、それは、すまない」

A「違うの！！呼び捨てして！！ね？？」

「だけど、、」

A「呼び捨てしなさい！」

「、、うん、わかった！A！」

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