6. ページ10
家に帰って、シャワーを浴びながら考える。
どうやって切り出そうか。
問い詰めたらAは何て言う？
もし、好きな人が出来たのって言われたら？
もし、別れたいって言われたら？
─────俺はアイツと離れられる？
考え出したら、キリがなくて……。
頭は痛くなるし、不安しかねぇ。
それがピークになった頃。俺のこんな気持ちなんて知らねぇAが、スーパーの袋とケーキを持ってやって来た。
「カズ、今日イブだからケーキ焼いてきちゃった。晩ご飯のあと食べようね」
「…ん」
「あと、今日ハンバーグだよ！カズの大好きなハンバーグ！」
「…ん」
だけどAは拍子抜けするくらい、いつも通りで。
俺の想いとは裏腹にニコニコしてるAに、逆にイライラする。
だからAが話してても、適当に返事して。
不機嫌全開ってオーラでゲームをし続けた。
だけどそんな俺の態度に気付いたAは、ソファに突っ伏して、ゲームしてる俺を覗き込むように。
俺の目の前で屈んだA。
「ねぇ…」
だけど俺は、頑なに目を合わせず、視線の先はゲーム画面のまま。
「…なに？」
「具合悪いの？」
冷てぇ手を俺のおでこに押し当てて。
「うーん熱はない…のかな。ってことは……カズなんか怒ってる？」
なんて呑気なこと言いやがるから、目の前にある手首をとっ捕まえて。
「怒られるようなことしたの？」
「え？」
持ってたゲームの電源を落とし、身体を起こす。
「怒られるようなことしたの？って聞いてんの」
屈んでた姿勢から身体を起こしたAを、見上げるようにして、やっと目を見て話す俺。
思ってもみない言葉に、俺の表情に。
戸惑いを隠せないAは、目を見開いて、突っ立ったまま、固まってる。
「何？急に……」
「俺、昨日お前見たの」
「……え」
「電話したろ？」
「…う、うん」
「俺、あん時お前のこと見てた」
「…ウソ……」
「いちいちくだらねー嘘ついてどうすんだよ」
「……」
「つーか、嘘ついてんのはお前だろうが？」
「……」
何も言い返さないA。
イライラは募るばかりで掴んでた手首を離して、思いっきり髪を掻きむしった。
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mymy(プロフ) - 天使JUNさん» まいちゃん！いつもお付き合いありがとうだよぉ！まいちゃんのコメントにBBAはいつも支えられてます！(笑)胸きゅんを届けられてほんとよかった！また書いたらよかったら読んでやってね☆本当にありがとう！ (2018年8月24日 10時) (
レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - reiさん» れ、reiちゃん？！？！？！？！←スマホ何度も見直した(笑)読んでくれてありがとうだよぉ( ; ; )てか、ふぉー！reiちゃん！相葉さんに食べられるおてて……もう！やだ！さすが葉担！相葉さんを知り尽くしておる！(笑) (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - キミさん» キミさん！ラストは私も書いてて、ふふってなりました(＾ω＾)最後までお付き合い下さりありがとうございました！ (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - ともさん» ともさん！色々と忙しなく心動いた？(笑)やった！こちらこそ最後までお付き合いありがとうでした(＾ω＾) (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
天使JUN(プロフ) - まいさん更新ありがとうございました。やっと読めました！もうこのお話もほんとに好きすぎます。もう何度読み返していることか……。切ないからの胸キュンで心臓わしづかみです！とっても素敵なお話読めてとても感謝してます。ありがとうございます！ (2018年8月22日 19時) (レス) id: ca5c92e834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mymy
| 作成日時：2016年12月9日 0時
