7. ページ11
「とりあえずさ、説明してもらってい？」
「あの男誰？お前昨日、何してたの？」
「いつまで経っても、結婚に踏み切らねぇ俺が嫌になった？」
「だからあの男と一緒に居たの？」
頭ん中であぁ言おう、こう言おうって考えてたことなんて、全部吹っ飛んだ俺。
思いつくままに、感情剥き出しになる。
こんなの久々だ。でも止まらない。
「あの人とはなんでもないって！」
「はぁ？うそつけ！」
「ホントだって！」
「だったら！何でハルちゃんって嘘ついたんだよ」
「そ、それは…」
「ほら！言えねぇじゃねーか」
「……」
「言えねぇってことはやましいってことだろ！」
俺の怒鳴り声が、部屋中に鳴り響いて。
その反動で、部屋が静まった瞬間。
「……てたの」
Aが小さな声でポツリ呟く。
「え？」
「…ケーキの作り方教えてたの」
「…はぁ？」
「だから！ケーキの作り方教えてくれ、って頼まれたから教えたの！ほんとそれだけ！信じて！」
よくよく聞けば……。
なんでも、昨日Aと一緒に居た男(会社の先輩)には付き合ってる彼女がちゃんと居るらしく。
今日のイブにサプライズでケーキを作りたいと、お菓子作りが得意なAに頼んできたらしい。
で、待ち合わせしていたカフェで一緒にいる所を俺は見ちゃった。
……そういうことらしい。
「はぁぁぁぁ…」
一気に脱力した俺は、手で目を覆い、ソファに深く倒れこむ。
「お前それちゃんと言えよ…」
「だって…」
「俺がどんだけ…」
「ホントのこと言ったら、カズ絶対ダメって言うと思ったんだもん」
「当たり前だろうが？」
「でしょ！だから言わなかったの！」
「はぁぁ……ってお前！それどこで教えたんだよ！？」
バッ、と起き上がると、Aは淡々とした顔で。
「え？私の家だけど」
当然でしょ？みたいな顔をしやがる。
何考えてんの？馬鹿なの？コイツ。
「はぁ？」
「だって道具とか家だと揃ってるんだもん」
「お前な…」
「カズの言いたいこと分かるけど…先輩とはカズが心配するようなことならないし、いいかな？って」
あーもうなんか疲れた。
一晩中色んなこと考えたのに。
「Aの馬鹿……」
俺はまた腕で目を覆って、ソファに沈み込んだ。
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mymy(プロフ) - 天使JUNさん» まいちゃん！いつもお付き合いありがとうだよぉ！まいちゃんのコメントにBBAはいつも支えられてます！(笑)胸きゅんを届けられてほんとよかった！また書いたらよかったら読んでやってね☆本当にありがとう！ (2018年8月24日 10時) (
レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - reiさん» れ、reiちゃん？！？！？！？！←スマホ何度も見直した(笑)読んでくれてありがとうだよぉ( ; ; )てか、ふぉー！reiちゃん！相葉さんに食べられるおてて……もう！やだ！さすが葉担！相葉さんを知り尽くしておる！(笑) (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - キミさん» キミさん！ラストは私も書いてて、ふふってなりました(＾ω＾)最後までお付き合い下さりありがとうございました！ (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
mymy(プロフ) - ともさん» ともさん！色々と忙しなく心動いた？(笑)やった！こちらこそ最後までお付き合いありがとうでした(＾ω＾) (2018年8月24日 10時) (レス) id: 24735180e6 (このIDを非表示/違反報告)
天使JUN(プロフ) - まいさん更新ありがとうございました。やっと読めました！もうこのお話もほんとに好きすぎます。もう何度読み返していることか……。切ないからの胸キュンで心臓わしづかみです！とっても素敵なお話読めてとても感謝してます。ありがとうございます！ (2018年8月22日 19時) (レス) id: ca5c92e834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mymy
| 作成日時：2016年12月9日 0時
