オオカミにはご注意

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そう言われても神ちゃんが俺を抑える手の
力が強すぎて抵抗できない

上から俺を見下ろす神ちゃんは

今まで見た事の無い表情をしていた




黄「か、みちゃん……？」

緑「俺のこと、煽る淳太がわるい」

黄「は、なにが…！」




言おうとした言葉は
神ちゃんの口によって遮られた




黄「ん、はぁ、、かみ、ちゃ」




開いていた口から舌を入れられ
どんどん力が抜けていく

あれ？今どういう状況？？

少なくとも俺が想定していたような状況では
ないことが分かる


息継ぎが出来なくて頭がクラクラしてきた

そろそろ、やばい


そう思っていたら
やっと神ちゃんのキスが止まった



緑「顔真っ赤やん」




そう笑いながら俺を見る神ちゃんの顔が
見てられなくて目をそらす

知らん、俺は知らん

こんな神ちゃん、俺は見たことがない





緑「……ごめんな淳太

でもさ、好きでもないのに俺と付き合った
淳太も悪いからな？」

黄「……あの、神ちゃん…」

緑「あ！もうこんな時間や！
淳太、送っていくから帰ろ？？」




さっきまでのが嘘だったかのように
いつもの優しい顔に戻る神ちゃん

ボーっとしながら神ちゃんの車に乗り込み

気づいた時には家に着いていた



緑「じゃあ、また明日」




そう颯爽と帰っていき

俺はさっきの出来事が甦ってきて
またもや顔に熱が集まる

…………幻、ではなかったよな絶対


混乱しすぎてショートした頭では何も
考えられず


とりあえず俺は明日のことは考えないようにして

布団に潜り込んだ

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