オオカミにはご注意

>>12 ページ12

.






いつも通り神ちゃんの家に向かい

今日も今日とて絶品である神ちゃんの料理を
ごちそうになった


メンバーに言ったら
羨ましがられるやろうなぁ


そう思いながら

食後に、と買ってきたケーキを机に並べる




緑「あっ！これ食べたかったやつや！
わざわざ買ってきてくれたん？！」



そのケーキを見た瞬間
目を輝かせる神ちゃん




黄「いつもごちそうになってるし」

緑「…それは俺が、淳太が俺の料理食べて
くれるのが嬉しくてやってることやから……」

黄「俺もそうやで？

神ちゃんの喜ぶ顔みたくて
これ買ってきてん」




そう言うと神ちゃんは目を見開いて
頬を赤く染めた

そして小さく"ありがとう " と言うと

ケーキに手を伸ばした




緑「ん〜！！美味しいっ！！」

黄「ふふ、良かった」




そう言いながらケーキを頬張る神ちゃんに
癒される

さっきの神ちゃんの姿からは考えられない

いつもの神ちゃんで

思わず「可愛い」なんて
口に出してしまった

そうすると神ちゃんはケーキを食べる手を止め、



緑「淳太の方が可愛いで？」



なんて真剣な顔をして
そんなことを言ってきた

>>13→←>>11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す