付き合ってるふたり (ページ10)

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プレゼントの意味ページ10

【黄色 side 】

今日は仕事も早く終わって
流星もオフらしいから、2人で魚料理を食べに行った

青「淳太、遅れてごめん」

黄「ううん俺も今来たところやから大丈夫やで」

言った後に気づいたけど
今のやり取りめっちゃカップルっぽいな…！

そう1人で悶絶してニヤニヤしてると

流星がジーという効果音がつきそうなぐらい
俺を見つめていた

黄「ん？どしたん？」

青「……その服…」

黄「え？ああそう！
流星から前もらった服やで」

そう

まだ俺たちが付き合ってなかったあの時
流星が急に俺にくれた服

青「似合ってるで」

黄「……っ！」

青「照れた～、可愛いなぁホンマ」

そうやってニヤニヤする流星にムカついて

俺は向こう側にある足を蹴りあげたら

「ごめんって」とまだニヤニヤが隠しきれてない声で返された

黄「……なぁ、聞きたかったんやけど
何で急にあの時服着せてきたん？」

俺は魚を食べながら
ずっと気になっていた事を流星に尋ねた

流星は少し考える素振りをして、

青「うーん…まぁ照史に対するマウントみたいなもんやったかな」

と言った

意味わからんかったから思わず「は？」と声を上げてしまった

黄「どういうこと？」

青「え？やから、
俺わざと照史とのラジオん時にあの服着てて、そんでそれから淳太がそれ着てたら、照史が俺の服やって分かるようにしたんよ」

思わぬ事実に俺は驚愕した

意外に策士やってんな、コイツ

でもそれより

そんな前から俺のこと好きやったん…？

事実からの思わぬ発覚で
俺は体が暑くなるのを感じた