付き合ってるふたり (ページ40)

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【紫side】

紫「あれ、淳太寝てしもたで」

急にない肩に重みを感じだと思ったら
淳太が俺にもたれかかって寝ていた

そうしたらすぐさま神ちゃんオカンが
" 風邪ひかんように " と毛布を持ってきて

さっきまでうるさかった望照史しげちゃんが

少し静かになって淳太を見つめている

橙「はは、淳太君疲れてしまったんやね」

赤「いや…
これは俺たちがいて安心してんちゃうか」

桃「なにそれ可愛い～」

そう嬉しそうな3人に
何だか俺まで嬉しくなって思わず笑ったら

急に笑いだした俺に3人が不審な目を向けてきた
…なんでやねんっ

緑「ふふ、でも楽しそうでよかった」

橙「うんうん」

桃「初めはちょっと寂しそうやったけど」

そうやな、なんて相槌を討ちながら
俺も淳太の方に目を向ける

1年前の泣いてた時はどうなることかと思ったけど

ほんまに2人とも幸せそうで安心した

それから俺たちは声を抑え目にして

そんな少しお騒がせやった2人の話で盛り上がった

＊

それから2時間経ったあと

騒ぎだしたしげに神ちゃんが「うるさい！」と
怒っていたら

急に家のチャイムが鳴った

桃「え？！流星？！！」

ドアを開けに行った望の言葉で
皆が驚いていて玄関に集結する

青「皆で出迎え？」

桃「え？うわっ！何でお前ら全員来てんねん！」

赤「いや、だって……」

緑「とりあえず流星入れたろうや
いつまでも外は可哀想やろ」

そんな神ちゃんの言葉で我に返った俺たちは
ずっと外で突っ立ったままやった流星を部屋に入れた

青「淳太～、ってあれ？」

橙「あー
淳太君疲れて寝てしもたんよ」

青「そっか、とりあえずただいま」

そう寝ている淳太に流星は優しく微笑んで
少しの間愛おしそうに見つめていた