付き合ってるふたり (ページ38)

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それからどれぐらい経ったんやろう

連日あまり眠れてなかったからか
みんなが居たから安心したからなのか

とてつもない眠気が襲ってきて寝てしまい

少しの騒がしさで
遠のいていた意識がまた近くにきた

桃「淳太、起こさんくていいん？」

なんて言うのんちゃんの言葉が
ぼんやりと聞こえる

そうや、俺自分だけ寝て

皆のこと放ったらかしにしてた

そのことに申し訳なく思うも
まだ目覚めることは出来なくて、

赤「こんな寝てるんやった
イタズラの1つしてもバレへんのちゃう」

おい、しげ。

橙「やめたって？淳太君疲れてんねやから」

おお
さすが照史、そうやそうや。

赤「えぇ～」

緑「後で怒られても知らんで？」

赤「でもぉ…あ！そや！神ちゃんも一緒にやろ！
コイツ神ちゃんには怒らんやろうから！！」

確かにその通り

やって神ちゃんはそんなことせーへんもん。

紫「ちょ、のんすけ重いって」

桃「やって誰も俺の話聞いてくれへんやぁーん」

紫「飲みすぎやろ、ほら、水飲み」

甲斐甲斐しくのんちゃんの世話を焼く濵ちゃんに
酔っ払ってるのんちゃん

どれぐらい時間経ったんやろ…

そろそろ起きやな

「……まだ寝かしといたって？」

そう思っていたら
そこに居るはずのない声が聞こえた

緑「ダンナの言う通りや」

紫「あはは、せやなー」

橙「ちょ、待って！
淳太君の旦那の座は譲らんからな？！」

赤「いや、譲れや」

あれ、幻聴？

会いたすぎて幻聴聞こえたんかな

「あはは、何でも良いけど
淳太は俺のってことには変わりないから」

そう言って
いつもの大好きな笑い声が聞こえる

そうして瞼に感じた熱に

俺はやっとの事で目を覚ました