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ページ34

【黄色side】




青「ほんまにごめんな淳太」

黄「いや、仕事貰えたんはありがたいことなんやから……それに明日やれば良いし」




そう申し訳なさそうな流星は

マネージャーが迎えに来ても、中々家から出ようとしんかった


そんな流星を何とか仕事に向かわせて

途端に静かになった部屋でため息をつく



黄「……別に
プレゼントとかいつでも渡せる」



そうや

付き合った日にやらんくても
気持ちは同じなんやから


そう自分に言い聞かせてみても

沈んた心はそう簡単には
起き上がってきてはくれんくて



最近お互い仕事で忙しくて

やっと2人で過ごせると思った日



でも仕事に変わるものなんかないし
俺だってこうなったら仕事を優先にすると思う

やから流星はちっとも悪くない



……でもわがままやけど
やっぱり俺は2人で過ごしたかった



そんな気持ちを誤魔化すために、引き出しに隠しておいた指輪を取り出して指にはめてみる


そうしたらより一層強い虚無感を感じたので

俺は指輪をそっと引き出しに戻した



俺ってこんなに女々しかったっけ

そう思ってみても
流星を好きになってから大抵こんなんやったなぁ…


そう1年前を思い出して懐かしく思っていると



ピーンポーンと
勢いよく家のチャイムが鳴った

寂しさも吹っ飛ばせ→←*



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作者名:名無し | 作成日時:2021年3月20日 18時

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