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【黄色side】
青「ほんまにごめんな淳太」
黄「いや、仕事貰えたんはありがたいことなんやから……それに明日やれば良いし」
そう申し訳なさそうな流星は
マネージャーが迎えに来ても、中々家から出ようとしんかった
そんな流星を何とか仕事に向かわせて
途端に静かになった部屋でため息をつく
黄「……別に
プレゼントとかいつでも渡せる」
そうや
付き合った日にやらんくても
気持ちは同じなんやから
そう自分に言い聞かせてみても
沈んた心はそう簡単には
起き上がってきてはくれんくて
最近お互い仕事で忙しくて
やっと2人で過ごせると思った日
でも仕事に変わるものなんかないし
俺だってこうなったら仕事を優先にすると思う
やから流星はちっとも悪くない
……でもわがままやけど
やっぱり俺は2人で過ごしたかった
そんな気持ちを誤魔化すために、引き出しに隠しておいた指輪を取り出して指にはめてみる
そうしたらより一層強い虚無感を感じたので
俺は指輪をそっと引き出しに戻した
俺ってこんなに女々しかったっけ
そう思ってみても
流星を好きになってから大抵こんなんやったなぁ…
そう1年前を思い出して懐かしく思っていると
ピーンポーンと
勢いよく家のチャイムが鳴った
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作者名:名無し | 作成日時:2021年3月20日 18時