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青「……は?」



自分でも驚くぐらい低い声が出て
目の前の望も一瞬驚いた表情をした

しかしすぐにさっきの挑発するような表情に戻って



桃「そんなことも出来ひん男と付き合うなんて
淳太が可哀想やわ」



俺やった絶対悲しませへんしな
なんて最もなことを言って

俺を睨みつけてくる



青「……それはそうやな」

桃「は、なに?認めるん?」

青「いや……
ありがとうな、望」



そう言った俺に
望は大きな目を更に開いて



桃「……ん?なんで?」



とさっきまでの勢いはなく
不思議そうな顔をした



青「ほんまにその通りやと思う
よし、やっと決心ついたわ」



そう言った俺の言葉を理解した後
望は笑顔になって



桃「じゃあさっそく買いにいこ!」



なんて調子よく歩き出した

そんな望の後ろを歩きながら


どんなんが淳太に似合うか…
渡したらどんな表情するんやろ、とか

そう思ったら笑みがこぼれる


桃「流星なに1人でニヤニヤしてんの?」

青「んー、いや?」

桃「そんなだらしなかったら
ほんまに淳太取られるかもしれんな」



しげとか照史あたりに、
なんて笑いながら言った望に

冗談ながらも全く笑えず

さっきまでとは違い少し不安になった




青「あ、俺淳太の指のサイズ分からんかも」

桃「俺わかんで!」

青「……は、なんでなん?」

桃「まぁちょっと色々合ってな」




何があったのか中々気になるけど
話す気のなさそうな望に

俺は黙ってついていくことにした



記念日まであと1週間

しょうがない→←*



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作者名:名無し | 作成日時:2021年3月20日 18時

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