付き合ってるふたり (ページ22)

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【桃 side】

いやぁ、面白い

どんどん淀んでいく流星の周りの空気に
俺は周りの様子を伺いながらちらりと見た

青「いい加減にしろよ、淳太も」

黄「え？俺も？」

そうしたら何やら俺にだけではなく
淳太にも怒っているらしい流星

他のメンバーはその様子を離れたところから見守っている

少し険悪な雰囲気にうんざりする
……まぁ、つくったん俺やねんけど

黄「どしたん？怒ってんの？」

青「……別に怒ってないし」

黄「いや怒ってるやん！俺なんかした…？」

まじか淳太

未だに流星が何に怒ってるのか分かっていない鈍感さにここにいる全員絶対驚いてる

流星も例外ではなく

その事実に目を少し開いて一瞬驚くと、

青「分かってないんやったら教えてあげる」

と次の瞬間淳太にキスをした

少々長めのキスを終えた時
淳太は息を切らしながら真っ赤になって

黄「流星ふざんけなよ？！！」

と言って楽屋を飛び出した

それにさっきのピリピリした雰囲気が消えていつも通りの流星が追いかけていく

一瞬の出来事に、楽屋内は騒然とした

紫「……望、何がしたかったん？」

そんななか、放心状態の多いメンバーの中で
特に気にしてない濵ちゃんが俺に声をかけてきた

桃「いやぁまあ、流星って嫉妬とかすんのかな～って思って、試したくなって」

赤「いや、意味わからんやろ！！」

緑「びっくりしたぁ」

橙「え、待って、ちょっと俺信じられへん」

ただいま混乱中のメンバー達
いや、俺も同じ気持ちや

桃「まさかチューするとは思わんかってんもん」

紫「まぁそれはびっくりしたけど
もう俺のこと使わんとってな」

思ったより嫉妬深い流星に驚きながらも

2人が思ったよりラブラブやったことに嬉しくなって俺は濵ちゃんに抱きついた

橙「いや、よくない！！！」

桃「照史うっさい」