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＊ ページ42
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まぁ話は早い方が良いので、小瀧に悩み事を打ち明けた
いや、悩み事っていうか
失恋、というか...
「淳太に好きな人ね、」
「そう！そうやねん！あの淳太に！
俺の淳太に春が！！」
「おまえのでは無いけどな」
...いやそんなん分かってるわ！
淳太が俺じゃない他のやつのことめっちゃ好きで
神ちゃんに相談するぐらい切羽詰まってて
やっぱりそんぐらい好きで...
.......自分で言ってて悲しくなってくるけども
「ふーん、じゃあ淳太のこと諦めんねや」
そう悲壮感たっぷりに語っていたら
真っ直ぐとした小瀧の目に見つめられ
思わず動きを止めてしまった
「しげの淳太に対する気持ちって
そんなにすぐ、諦められるものやねんな」
もう一度目を見てそう言われ
体の中が熱くなっていくのを感じた
「.......うっさい、お前に何が分かんねん
俺やってほんまは諦めたくないわ
でも淳太のためにもグループのためにも、
こんなんアカンやろ」
そう間違ってる
この恋は間違っている、なんて自信をもって
言えてしまうのが情けない
俺やってアイドルじゃなくて
メンバーやなくて普通の友達なら
この想い、伝えられてたんかな
そう思うとなんだかいたたまれなくなって
小瀧の目を見れなくなってしまった
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作者名：名無し
| 作成日時：2021年11月23日 20時
