after story (ページ38)

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桃「うーん…しまらんなぁ…」

淳太くんのいない収録終わり

楽屋で望がそう
しみじみと呟いた

桃「やっぱり淳太おらんと
なんかこう、バシッと決まらん」

緑「まぁ、そりゃな
うちのただ1人のツッコミですから」

そう話す2人に
耳を傾けながらうんうん、と共感する

桃「しげも寂しそうやし」

赤「寂しないわ！」

青「照史も、元気ないしな」

流星がそう言い
メンバーの視線が俺に集まる

隣に座っているタカヒロも

俺をじっと見つめていた

橙「……俺、元気ないように見える？」

表には出てないつもりやったのに
どこで気づかれたのか

そう思っていたら

みんな顔を見合わせて
呆れたように笑った

緑「いつもよりボッーとしてるし
笑顔も無理してるみたいやし」

青「時々淳太の名前呼びかけてたしな」

そう弟組達に言われて
びっくりして隣を見る

橙「俺、そんな分かりやすい？」

紫「……まぁ明らかに覇気ないしなぁ
それに淳太も言ってたし」

橙「え？」

紫「照史、寂しがってるやろうから
元気づけたって、って」

そうやって濵ちゃんに頼む
淳太くんの顔が

頭で想像することができた

やっぱり結局は
全部お見通しってわけか

橙「バレバレやったんやん…」

紫「まあ、淳太やしなぁ」

橙「俺のことやったら
なんでも分かってくれるもんな、淳太くん」

紫「…………なにそれ惚気？」

そうウンザリしたような顔をするタカヒロに
とびっきりの笑顔を向けてやった