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＊ ページ34
青
そう言った途端
機嫌が戻り始めていた淳太が
またブスっとした表情に戻った
そしてどこか他のメンバー達も
俺に冷ややかな視線を向けてるような
青「え？なに？？
ほんまに分からん」
黄「……分からんねやったらいい」
そしてまた勉強に戻った淳太から
とりあえず離れて
答えをくれそうな神ちゃんの横に座る
青「なぁ神ちゃん
アイツなにに怒って…」
緑「……ほんまに分からんの？」
青「え、うん」
緑「もうちょっと良く考えてみ？」
そう俺に呆れたような視線を向ける神ちゃん
よく考えてみ、って言ったって
別に俺は……
淳太が可愛くて
それを見守る望が彼氏みたいって
思ったまま、言っただけやのに
青「その隣にいる望が
俺やったらなぁ…とか
思っただけやのに」
そうポツリと自分の中で呟いた言葉は
案外大きく声に出していたようで
向こうで勉強をしていたはずの淳太が
俺の方に視線を向けた
俺もそんな淳太の方をまっすぐ見て
思っていることを話す
青「俺やって淳太が怖がってる可愛いところ
間近で見たかった
でもなんか、2人ともお似合いで…
ほんまに、恋人みたいに…」
あれ？お似合いって、俺
もしかして
淳太…
青「俺がそう見えるって言ったから
怒ってるん？？」
また淳太の方に近寄ってそう言うと
淳太はそっぽを向いて
しばらく経ってから頷いた
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作者名：名無し
| 作成日時：2021年11月23日 20時
