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＊ ページ28
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そして朝
鳴り響くアラームの音で目が覚める
隣を確認するといつもの温もりがなく
温もりを探してダルい体を起こし
リビングに向かった
青「じゅんた？」
黄「あ、おはよう流星」
リビングに行くと
エプロンをつけ、朝ご飯の支度をする淳太が
なんだかあまりにも幸せな光景すぎて
しばらく淳太のことをボッーと見つめていた
黄「ちょ、流星？」
青「んー」
黄「んー、じゃないねん
邪魔やから」
青「え、ひど」
黄「お前もなんか手伝え」
そう淳太に怒られて
言われた通り皿とお箸をだす
机に2つ並べられた食器をみて
俺ら、一緒に暮らしてるんよななんて
改めて実感した
.
黄「じゃあ、俺もう行くから！
あ、ゴミちゃんと出しとけよ！」
青「うん」
黄「あと、忘れ物しんように！」
青「はいはい」
オカンみたいな淳太にそう返事をして
見送るべく玄関に向かう
青「いってらっしゃい、淳太」
コートを羽織る淳太にそう声をかけると
淳太は俺の方に1歩近づいて
少し背伸びをして俺の頬にキスをひとつ落とした
なんだかバカップルみたいやけど
これも俺らの日課
これされたら仕事頑張ろ、って思えんのよな
黄「じゃあ、行ってきます」
そう言って笑って仕事に向かった
淳太の手元の鍵には
俺とお揃いのストラップがキラリと光った
そんなことに
俺はいつも幸せを感じている
.
Fin
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作者名：名無し
| 作成日時：2021年11月23日 20時
