50 ページ50
「あのぉぉぉ。どうもぉぉぉ。
すいませんでしたぁぁぁ」
逆さにされ吊るされている幽霊、いや、顔の影がやたらと強い蚊に似た天人が真選組を襲っていた犯人であった。
銀時達により気絶させられ、今真選組の隊士に向かって平謝りしていた。
なんでも最近、上司との間に子供ができてしまい産むためのエネルギーが必要だった。
相手には元々家庭があり一人で育てようと血を求めていると、最高の
とてもドロドロとした内容である。
「迷惑な話」
「そうだね。なんかこの一日ですごい疲れたよ」
「凄い謝ってたし」
「……情けないとこ見せてしまった」
新八は色々と後悔していた。
縁側に座っている銀時を見る。
「安心した」
「銀さん？」
「怖いものあることに。
だってあの人、人離れしてる気がする」
「あぁ確かにね。でも普段の生活見てると、普通の人にしか見えないよ」
今まで銀時は喜杏に弱い部分を見せていないように感じていた。
初めての依頼の時も怪我してても新八達を甘やかし、祭りの日も何かあっても伝えてくれない。
新八の言う通り普段の生活はだらしなかったりするが、最近はお酒も少なかった気がする。
喜杏が万事屋に来たばかりの数日と、祭りくらいだ。
喜杏が今まで見てきた大人とは違う、"大人"という部分を見せようとしていたのだろう。
だからこそ今日の出来事の銀時を見て、安心したのだ。
「新八」
「何？」
「料理、教えて。家事とか」
なんでだろうと、突然すぎる頼みに新八は疑問に思った。
「普段だらしない銀ちゃんを、私も支えていきたいなって思っただけ」
後は恩返しと付け足す喜杏。
真顔で言っているが本気だろう。
もちろん返事は決まっていた。
銀時の方を見ると急に現れた神楽に驚いたのか外縁の下に土方と潜り込んでいた。
「勿論、あのだらしない男を支えないとね」
to be continued
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見ソウ(プロフ) - 偃刄将さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて恐縮です。これからもよろしくお願いします！ (2020年4月30日 14時) (
レス) id: 5772551842 (このIDを非表示/違反報告)
偃刄将 - 初めまして、作品読まさせて頂きました！面白いです、これから更新頑張って下さい！！ (2020年4月30日 5時) (レス) id: 407c15182f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見ソウ | 作成日時：2020年4月27日 22時
