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場所を移動しグラウンドへ。
エリザベスも定春もスタート位置につき、ギャラリーもたくさん訪れ準備万端。

「それじゃあいきますよ!!!

よーーーい……

どーーん!!!」

掛け声と共に両者走り出した。
新八の言った通り、定春にとって有利な競技だろう。

しかし現実は上手くいかない。
定春は逆走し銀時に食らいついた。

銀時がいくら言っても定春は食らいつくのを辞めない。

これには司会者も驚きである。未だに関係が分からない。

一方エリザベスは骨に向かって物凄いスピードで走っていた。

不利だと思われていたエリザベスが立場逆転である。

すると司会者は気づいた。
エリザベスの足をじっと見てみると、チラチラとオッサンの足のようなものが見えることに。

しかし桂はエリザベスはこの日のために特訓を積み重ねたと言う。

「オッサンとか言うな!」

完全に出遅れた定春。新八はもうダメだと思った矢先、喜杏と神楽はある提案を思いつく。

「神楽……!もう、あれしか」

「え、何!?」

「分かってるヨ。

定春、どくアルヨ」

神楽は傘の先で銀時をぶら下げ、猫じゃらしかのように定春の前でブラブラと揺らした。
喜杏は手を重ね唱える。

「……南無阿弥陀仏」

「ま、まさか……!」

「欲しいなら、とってくるネ定春ゥゥゥ!!!」

「ギャアァァァァァァァ!!!」

神楽は力を振り絞り銀時をぶん投げた。
定春はそれを捕まえようと全速力で走り出した。
銀時の身体はエリザベスに直撃し、エリザベスは倒れた。

しかしエリザベスの手が届くであろう場所に骨はあった。

それを見た銀時は木刀でエリザベスの行く手を阻む。

「豪華商品は渡さん!!」

更にそれを見た桂が銀時の首を絞めた。

「エリザベスを離せ!!!

豪華商品は俺とエリザベスのものだ!!!」

そして元々銀時の頭を狙っていた定春が桂の頭にがぶりと噛み付いた。

「……フン。なんだかんだご主人様が好きか?

だがそれ以上噛み付こうものなら君のご主人の首を折るぞ!!!さぁ、どうする!!!」

最早カオスである。

競技自体変わってきている。

一体どちらが決勝は進むのか、と思った瞬間もうダルいという声がしたのだ。
誰でもないエリザベスから発された声であった。

「もう帰るんで、ちょっと上どいてもらえます?」

ゴソリと出てきたのはまさかの……。



プチン……。

憧れは原動力33→←31



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月見ソウ(プロフ) - 偃刄将さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて恐縮です。これからもよろしくお願いします! (2020年4月30日 14時) (レス) id: 5772551842 (このIDを非表示/違反報告)
偃刄将 - 初めまして、作品読まさせて頂きました!面白いです、これから更新頑張って下さい!! (2020年4月30日 5時) (レス) id: 407c15182f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見ソウ | 作成日時:2020年4月27日 22時

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