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そらるside
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前戯もそこそこに、俺達は久々に1つになる。
心も身体も互いに求め合い、確かめ合う。
『…好き。
好きよ、そらるさん』
そ「A、愛してる」
『愛してる…もう、イっちゃう』
そ「いいよ…俺も限界」
彼女の締め付けで、俺達は同時に果てる。
『…はぁ、着信、きてる』
そ「誰から？」
『…仕事の上司』
今1つになったのに、彼女は服を着て支度を始める。
1つになったのに。
急な不安に駆られる。
そ「…行かないで」
気づけば、こんなことを口走っていた。
彼女は俺の顔を見ない。
『行かないよ。
…また、ね』
仕事の連絡をしに行くだけ。
自分自身にそう言い聞かせ、家を出る彼女の後ろ姿を見送った。
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作者名：てぃー | 作成日時：2019年10月21日 0時
