魅惑的な君と【そらる】 (ページ29) - 小説

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29 ページ29

Aside

.

まふくんと別れを告げて、そらるさんの腕に捕まりながら家に帰る。

そ「Aが楽しそうで良かった」

『うん、仲良くなれて嬉しい』

それでも、ずっと頭の中は同じことを考えていた。

さよなら、しなくては。

時間を潰している時、ネットでそらるさんのことを調べた。

歌い手のことも調べた。

彼は私だけのものではない。

私が独り占めしてはいけない人。

『晩ごはん、何食べたい？』

そ「うーん、魚の気分」

『分かった』

だから、今だけ。

今だけは、私が独り占めしてもいいですか？

.

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作者名：てぃー | 作成日時：2019年10月21日 0時