呪縛【まふまふ】

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Aside




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あれから約1ヶ月、私達は各々の活動が充実していた。

私もワンマンライブのオーラスを終えて、やっと落ち着いてきた頃でもある。


ふとカレンダーに目をやると、もう少しでまふくんのワンマンライブだと気付く。

落ち着いてきたし、観に行こうかな。


早速LINEをしようとスマホを取り出すと、偶然にもまふくんからの不在着信が入っていた。

2分前だったので、直ぐにかけ直す。



ま｢もしもし、A？｣

『ごめんね、気が付かなくて』

ま｢ううん、わざわざありがとう。
実は、東京公演の日をAに観に来て欲しくて電話したんだ｣

『そうだったの？
私も行こうかなって思ってた所』

ま｢え、ホント？
ありがとう！
じゃあ当日、楽屋パスで来てもらってもいい？｣

『関係者席じゃなくて良いの？』

ま｢うん、楽屋に1人だと心細くて｣

『そらるさんは？』

ま｢撮影だって。
終わったら来てくれるらしいけど｣

『そっかぁ、じゃあ当日は楽屋にお邪魔するね』

ま｢ありがとう、またね！｣



楽屋ってことは、今度こそみかに邪魔されることは無い。


久々にまふくんと2人になれる。

そう思うと少しワクワクした。




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