4話 ページ5
紡といつも通り登校してると、紡が昨日海の子を助けたと言っていた昨日の向井戸さんのことだろう
1時限目の前に向井戸さんが紡にお礼言ってた
軽く一方的な喧嘩になってたけど
彼……とか聞こえたけどよく分からなかった
〈キーンコーンカーンコーン〉
先生「はいじゃあ、今日の授業はおしまい
あ、そうだこの中でおじょし様作りたい人はいる?」
「おじょし様って?」
「お船引で乗せる人形のこと?」
先生「そうそう、元々のお船引は生贄の女性を乗せ、海の神様に捧げるというのが始まりだったんだけど今は本物の女性の代わりにおじょし様という木彫りの人形を乗せるようになったんだよ」
「どうして、うちらが?」
「そういうのって大人がやるんじゃねーの?」
「あ、今年はお船引やらないって聞いたよ」
先生「んー…そうなんだよねだからうちの学校でお船引っぽいのやろうかなーって」
「えー」
「面倒くさー」
その事に先島くんはなんだかイラついてた
貧乏ゆすりをしながらそれを比良平さんがお母さんのように言っていた
先生「やりたい人いるー?」
私は父さんが漁協関係の人だからいつも手伝ってるし、別にやってもいいかなと軽率で手を挙げた、
先生「はい、紡とAね」
紡も挙手したみたいその後、向井戸さん、先島くん、比良平さんに伊佐木くんも挙手をした
ギコギコギコギコ
光「なんで俺たちが!地上のヤツらの仕事だろ」
ちさき「だったら立候補なんてしなきゃ良かったのに」
光「地上のヤツらはなんも分かってねぇからな俺らが見張ってやんねーと」
ちさき「もう」
要「そこの2人はなんで立候補しようと?」
伊佐木くんは私たちに目線を向けて疑問をぶつけた
紡がこっちを見てくる…先にいえってことだ
『私は親が漁協関係の人だからやってもいいかなって』
まなか「つ、紡くんは?」
紡「うちは漁師だから海のおかげで生きてるからせめてものお礼にってお船引しないと
うろこ様って本当にいるらしいね」
ちさき「ちょっといやらしい、おじさんだけど」
まなか「おじさんとお兄さんの中間ぐらいだよ」
え、いやらしいって………そういうイメージなかった
紡「じゃあ、温見雪って、塩が雪みたいに降ってくるって…あ、巴日って海の中で燃えるなら逆にどうやって消えるんだ?」
紡…
興味津々
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2021年7月23日 14時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コン | 作成日時:2020年7月12日 21時