Bitter bitter sweet (ページ2)

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Chapter1 ページ2

「今度の日曜、暇？」

『は？何、急に。』

「映画のエキストラ、一緒に行ってくんな
い？」

目の前の友人はいきなり何を言いだすんだ。
私が目立つ事が嫌いだと知っておきながら。

『断る。』

「えーっ、なんでよ！あの亜嵐くんに会える
かもしれないんだよ⁉」

『私興味ないし。他の人誘えば？』

「みんなその日は無理だって。ねぇ、A
しかいないの、お願い！」

うっっ。
出た、必殺うるうる上目遣い。
女の私でもドキッとしてしまいそうになる。
さくらのこの瞳に、私は弱い。

『……しょうがないなー。』

「ほんとに⁉やった！ありがとう‼」

やはり、こいつ狙ってやっとるな。