1 ページ2
評価・お気に入り・順位、とても嬉しいであります!ありがとうございます!
_______________
「ん…」
おはよう、みんな。朝だよ。←
今日は土曜日で、休みの日。
そして、今の時間は10時。
この1週間で一番よく眠れたかな。
母「頼、ちょっと降りてらっしゃい。大事な話があるの。」
「はい。」
母さんに呼ばれ、短く返事をする。
大事な話………か。
_______________
黒のパーカーに白のズボンと、とても無難な服を着て一階へ行く。
「母さん、、、」
母「…座ってちょうだい。」
知らない男性がソファーにいた。
あの場所は、「僕の特等席」だったのにな…。
なんて、思ってみたりする。
母「お母さん、このままじゃやっぱりダメだと思って…。前々から考えてたの。」
話を聞かなくてもわかる。
母さんの、「再婚相手」だろう。
母「お父さんが病気で亡くなってから、女手一つで貴方を育てて、もう、貴方も17よね。お母さんは、あなたを1人の人と見て、そろそろ覚悟を決めてたのよ。」
「…そうですね。僕もひとりで生きていける歳です」
母「…お母さんは、この人について行くって決めたわ。」
「はい」
母「この家にあなた1人置いていく…って事になっちゃうの。」
「母さん、僕は、母さんに育ててもらって、幸せでしたよ。だから、今度は母さんが幸せになる番です。僕は、この家に残ります。そのお方と、幸せになって下さい。」
僕は相手の目を見て軽く微笑んだ。
母「…ありがとう。お母さんにとってあなたはとても大切なの。だから、あなたが生きたいように生きればいい。あとね、この家は狭いから新しい家買ってあるわ。全部屋防音になってる一軒家が隣町にあるから、そこに住んでちょうだい。お金のことは気にしないで、好きなように暮らしなさい。」
「ありがとう、母さん。またね。」
母さん、幸せにね。
.
.
.
隣町…引っ越さなきゃないのか。
これも母さんなりの愛情表現?だろう。
有難く住まわしてもらおう。
母「高校の手続きは済ませてあるわ。徒歩5分の【聖歌白高校】って所にしたわ。制服がなんか男の子っぽくて、ズボンだったけれど、貴方、大丈夫よね?」
「はい、スカートは嫌いなので。有難いです。」
母「よかったわ。じゃぁ…またね、頼」
「はい、お幸せに、」
.
.
.
パズルのピースが崩れ落ちていく音にまだ僕は気づいていない。
950人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほしうさぎ - あああああああああああああああああああ(ウルセェ楽しく読ませていただいてます!叫んでごめんなさい (2019年2月9日 16時) (レス) id: 507f4d2ce3 (このIDを非表示/違反報告)
凛花 - とっもだち♪ひゃっくにん…じゃなかった! まっふてる♪だっきしっめる♪ (2018年6月25日 0時) (レス) id: 54e79c2c01 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - ナモカさん» ごめんなさい!コメント表示ができてなくてめちゃくちゃ返信遅れました(土下座) もうそろそろ喰わせたいな(((と思っています! 全然キモくないですよ!むしろこんなものを書いてる俺の方が…う、 (2018年6月3日 23時) (レス) id: b9b1446492 (このIDを非表示/違反報告)
ナモカ - 早く狼さんに喰われたいな(真顔だお)まふくぅぅん可愛いぃぃぃぃい!切実に可愛い。普通に自分で思う。キモいよね僕。ゴメンね☆全く反省無しだお☆ (2018年4月21日 17時) (レス) id: 06929f16b1 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - aliseさん» ありがとうございます!!!!!頑張りますぅぅぅ!!!!! (2018年3月8日 23時) (レス) id: b9b1446492 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:髑髏 | 作成日時:2017年7月9日 16時