イレイザーは先生兼保護者【ヒロアカ】2 (ページ9)

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・ザコヴィランめ！ページ9

ドサｯ
『痛った…』
まず、状況把握…！
ここは…ゲートが見える
で、水難ゾーンが近い

そしたら、さっきの所からそんな離れてない

噴水…

そうか、ここは

お兄ちゃんがいる場所から噴水を挟んで反対側！

「おうおう、お嬢ちゃん
キレーな面だなァ可愛がってやるよ」
「ヒョロヒョロすぎて握ったら折れちまいそうだな」
ぞろぞろと敵が距離を詰めてくる

私も戦わないと…！

『フゥーｯ……大丈夫…！』

”靴底、弾性強化” ”空気、硬度強化”
一応近接武器も…”バット”

お兄ちゃんの実践の教え通りなら動ける！

”基本的に自分より背が高いやつは自分より筋力があると考えろ”

敵は全員私より大きい
力負けするから、隙を突いて

”大量に敵がいる時には一撃で仕留めれるといい”

1回の攻撃を焦らず、丁寧に、確実に

”筋骨隆々な敵には胴体よりもアゴへの攻撃が効く”

一気に間合いを詰めて、飛び蹴り
「ガｯ…！」

よっしｯ！次！
敵を行動不能まで追い込め！

『…はぁ、はぁ、は…ｯ』

こっち側は大方片付いた
でもお兄ちゃんの方に敵が集まってる
せめてもの加勢ができたら…！

『…はぁ…ｯイレイザーヘッド！
私そっちにいきます！
邪魔しないから手伝わせて！』

かっちゃん的に敵を煽ればお兄ちゃんの負担が分散されるはず

『

こッ、こっち来いやァー!
ザコヴィラン共!!!』
「「「はァァ！？」」」

相「何してんだ！？」

”能力の高い敵か、策がある敵ほど冷静だから、煽る行為で敵の強さが未熟な三下か主犯格レベルかを見分けられる”
”大体だけどな、覚えとくといいかもね”

こっち来た！
『イレイザー！”気乗りしない敵”をお願いします！』

相「！、…あぁ、わかった！
身の危険を感じたらすぐに避難しろ！」

『はぁーｯ、はー、ｹﾞﾎｯ…はぁ』

疲れた

ぶつかった場所や殴られた箇所が痛い

でもお兄ちゃんや、皆がまだ戦ってる

まだ終わってない

フラフラになりながらお兄ちゃんの方に目をやる
手だらけの敵と戦っている

「無理をするなよイレイザーヘッド」
相「〜っ！！」

あいつが触れた瞬間、お兄ちゃんのコスチュームと肘が崩れた

「君が得意なのはあくまで”奇襲からの短期決戦”じゃないか？
それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に安心を与える為か？」

お兄ちゃんの背後に脳みそ剥き出しの黒いデカいヤツ
絶対ヤバいヤツ
敵わない

・だってお兄ちゃんが…！→←(18)VSヴィランズ