(17)U！S！じぇ… ページ7
バスに揺られてしばらくすると目的地に到着した
門前には宇宙服のようなコスチュームを着たヒーロー”13号”がいた
『うっわぁ…でっかい！』
「すっげー！！USJかよ！！？」
13「水難事故、土砂災害、火事…etc.
あらゆる事故や災害を想定し僕がつくった演習場です
その名も……
ウソの 災害や 事故ルーム！！」
ほんとにUSJだった！！
緑「スペースヒーロー13号だ！
災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー！」
麗「わー！私好きなの13号！」
3人体制って言ってたのにオールマイトは居ないみたい
忙しいから？後半から参加とかかな？
相「仕方ない始めるか」
13「えー始める前にお小言を一つ二つ……三つ……四つ…」
(((増える…)))
13「…皆さんご存知だと思いますが、僕の個性は”ブラックホール”
どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
緑「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
お茶子ちゃんが残像が見える速さで頷く
13号のこと大好きなんだろうな
13「ええ…しかし、簡単に人を殺せる力です
皆の中にもそういう個性がいるでしょう
超人社会は個性の使用を厳しく規制し一見成り立っているようには見えます
しかし、1歩間違えれば容易に人を殺せる”いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい
この授業では…
人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう
君達の力は人を傷つける為にあるのではない
救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」
人を救ける為、かぁ
13号、カッコイイ…！
13「以上！ご清聴ありがとうございました」
麗「ステキー！」
飯「ブラボー！ブラーボー!!」
相「そんじゃあまずは…」
中央の噴水の辺りから黒いモヤが広がる
そこに目が釘付けになって動かない
全身の血が一気に引く様な冷たさ
モヤから覗いた目と自分の目が合った
『ｯ！？』
相「ひとかたまりになって動くな!
13号!!生徒を守れ!」
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年11月30日 3時
