(29)轟くんの話 ページ32
わちゃわちゃと話しているうちに切島くんがニコっと笑って見てわちゃわちゃと話していると切島くんがニコっと笑ってこっちを見てくる
切「元気、出たか？」
『え』
切「さっきも言ったけどさ
俺ら、陽ちゃんのお陰ですげえ助かったんだ
だからさっ！
気負わずに胸張って決勝臨もうぜ！」
切島くんはグッと拳を握ってみせる
『っうん！ありがとう』
切島くんの言う通りまだ決勝が有るんだ
反省はいいけどクヨクヨはしてらんない
勝ち上がった分しっかり頑張る！
《一時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ！
じゃあな！！！》
切「よっし！そしたら飯食いに行こーぜ！」
瀬「だなー、すぐ混むから早く行かねーと」
『あっ、私お茶買ってからすぐ行くね！』
爆「んじゃ俺もついてく」
切「おう！じゃあ席取っとくからな！」
自販機は食堂への入口から道を外れて奥に行くとある
さすがの雄英クオリティで品揃えは豊富だ
まぁ、別に緑茶があれば他はなんだっていいんだけど
2本くらい買っておけば多分大丈夫だろう
ピッ ガコンｯ ピッ ガコンｯ
『よしっと…あれ？かっちゃん？』
着いてきたと思ったらかっちゃんがいなくなっている
どこに行ったのか
ご飯を一緒に食べるなら一緒に食堂に行きたい
きっと来た道を戻っていけば見つかるだろう
爆「…」
ひとつ先の曲がり角にかっちゃんが突っ立っているのが見えた
9割方かっちゃんだけど人違いだったら恥ずかしいので近寄りながら小さく手を振ると目が合う
私に気が付いたのか人差し指を口にあてて、曲がり角の先を親指で示す
ちょっと頭を出して覗き込めば、かっちゃんが黙っている理由が少し分かった
いっちゃんと轟くんがいる
密会のように何かを話している
途中から聞き始めたから話の流れが掴めない
轟「＿＿同様の何かを感じたってことだ
なァ……
オールマイトの隠し子か何かか？」
『！』
緑「違うよそれは……って言っても納得しないと思うけどとにかくそんなんじゃなくて……
そもそもその…逆に聞くけど
なんで僕なんかに
そんな……」
轟「″そんなんじゃなくて″って言い方は少なくとも何かしら言えない繋がりがあるってことだな
俺の親父はエンデヴァー
知ってるだろ
万年No.2のヒーローだ
お前がNo.1ヒーローの何かを持ってるなら俺は………尚更勝たなきゃいけねぇ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文旦 | 作成日時：2022年11月30日 3時
