イレイザーは先生兼保護者【ヒロアカ】2 (ページ18)

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(21) 放課後、宣戦布告ページ18

放課後

麗「うおおお…」
『うわ…』

麗「何事だあ！！！？」

広い廊下に所狭しと人がいる
ザワザワとうるさくて、前のマスコミでなった警報を思い出すから出来ればやめて欲しい

あと、職員室に呼ばれてるから早く出ていきたい

『こ、困るんだけどなぁ…』

峰「出れねーじゃん！何しに来たんだよ」
爆「敵情視察だろザコ」

ザコと言われた峰田くんが信じられないって顔をしながら、いっちゃんと私を交互に見てかっちゃんを指差す

口が悪くてごめんけどアレがニュートラルなんだ

爆「敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな
体育祭(たたかい)の前に見ときてぇんだろ

意味ねェからどけモブ共」

飯「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめなよ！！」
緑「ｱﾜﾜ」『なんで喧嘩売るの…』

「…どんなもんかと見に来たが随分偉そうだなぁ」

人混みを押しのけ、藤の花のような紫髪の男の子が正面に出てきた

「ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい？」
爆「ああ！？」
言葉の端々に棘があり、この子もまた喧嘩腰だ

「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ、知ってた？」

？、急になんの話を…

「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって

その逆も、また然り…らしいよ」

緑「！」
『…』
蹴落としに来たってことか…

「敵情視察…？
少なくとも普通科(おれ)は…調子乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー、”宣戦布告”しに来たつもり」

爆「…」

「隣のB組のモンだけどよぅ！！
敵と戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ！！
エラく調子づいちゃってんなオイ！！！
本番で恥ずかしい事んなっぞ！！」

かっちゃんの火種が燃え広がってA組に敵意が集まっていく
本番にA組潰しとかが起きたらどうしようか

爆「………陽、職員室行くんだろ、さっさと行くぞ」
『この状態で！？…ハート強すぎん？鋼？』
爆「ダイヤモンド製だ、後ついて来い」
『えぇ…』

切「おいコラ待てよ！
おめーのせいでヘイト集まりまくってんじゃねぇか！どうしてくれんだ！！」

爆「関係ねぇよ…」
「「はあーーー！？」」

爆「上(うえ)に上(あ)がりゃ関係ねぇ」

切「く……！！シンプルで男らしいじゃねえか」
常「上か…一理ある」
上「騙されんな！無駄に敵増やしただけだぞ！」
緑「…」

相変わらずそういうとこは強くてかっこいいよねぇ…

強くなれば怖いもん無しだもんね