(11)幼なじみの決意 ページ45
かっちゃんは「俺ァ帰る」と私にボソッ呟いて、切島くんや上鳴くんに止められていたけど帰っていった
かっちゃんが帰ってちょっとした後に教室の扉が静かに開いた
切「おお緑谷来た！おつかれ！」
いっちゃんが教室に入ると3、4人にぐわっと囲まれて訓練のコメントと自己紹介を受けていた
麗「あれ！？
デクくん怪我！
治してもらえなかったの！？」
緑「あ、いや、これは僕の体力のアレで…」
『逆に死ぬんだよね、お疲れ様いっちゃん』
麗「逆に！」
緑「陽ちゃん、待っててくれたんだね
…あの、2人共、かっちゃん知らない？」
麗「皆止めたんだけどさっき黙って帰っちゃったよ」
緑「そっか
…陽ちゃんごめん、もうちょっと待っててもらってもいい？
すぐだから！」
いっちゃんは思い立ったように走っていった
『えぇ…？』
話の流れ的にかっちゃんのところに行くのはわかるけど、何しに行くの？
宣戦布告？…まさか、いっちゃんはそんなこと
かっちゃんが手を出したらまずいし
2人共、危ういっていうか…
『〜〜っ、お茶子ちゃんっ』
麗「うん！？」
『ちょっと、心配だから、私も行ってくる』
麗「幼なじみだもんね、心配だよね
いってらっしゃい」
『はぁ、はぁ』
足速いな…どこいったの…
「かっちゃん!!!」
あ、いた
声遠くて聞きづらい
「＿＿＿＿＿言わなきゃ＿＿と思って…！
人から授かった”個性”なんだ」
ん！？！？
え、言っちゃダメじゃないの！？
オールマイトとの秘密でしょ！？
ちょっ、え、待って、ど、どうしよう
「誰からかは絶対言えない！
言わない…でも、＿＿＿本当で…！
＿＿＿＿＿＿”借り物”で…！
だから…使わず君に勝とうとした！
＿＿まだまだで…!!
だから
いつかちゃんと自分のモノにして”僕の力”で君を超えるよ」
いっちゃんの言葉にかっちゃんはみるみる顔色を変えた
殴りそうだったら止めようと思うけど、これは2人のわだかまり
出る幕はない気がした
「何だそりゃ…？＿＿＿＿＿
これ以上コケにしてどうするつもりだ
……なあ！？
だからなんだ！？
今日…俺はてめェに負けた！！！
そんだけだろが！そんだけ……
氷の奴見て！それに勝った陽見て！
あいつらに適わねえんじゃって思っちまった…！
クソ！！！
ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった…
クソが！！！クソ！！！
なぁ！！てめェもだ…！デク！！
こっからだ！！俺は…！！
こっから…！！
いいか！？
俺はここで1番になってやる！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
