(3)夢へのプラン ページ25
次の日
『お兄ちゃん、ちょっといい？』
相「いいよ、どうした」
『あのね、これなんだけど…』
私は白紙の進路希望調査のプリントを差し出した
保護者の同意が必要なプリントだった
相「…悩んでる？」
『いや、あ〜、えっと…そのぉ……』
相「うん」
言え！言え！陽！
言わなきゃ
あれからちゃんと進路考えたじゃん！
さぁ！
『〜〜〜っ、
わたしっ、ひｯヒーローに…なりたくて…
あのその、雄英高校をっ目指そうと思って、その相談を、しに、ｷﾏｼﾀ…』
閉じた目を開けられない
お兄ちゃんがどんな顔してるかわからない
どうか……否定しないで
相「…そう
言っとくが、ヒーローになることは暴言、暴力、危険ももちろんある所に飛び込むってことだ
敵や災害からの脅威から逃げずに、市民を守りつつ戦う
その覚悟はある？」
『うん』
相「………分かった、書けたら持っておいで」
『…反対しないの？』
相「して欲しいならいくらでもするよ
できれば妹を危険に晒したくない
…でも兄として妹の本気の夢は応援してあげたい
俺も現役プロヒーローだ
手伝えることならなんでもするよ」
『ありがとっ、書いてくる！』
相「……雄英、ね」
────────────
ヘドロ事件から二日後
朝6時 海浜公園
『おはようございますっ！いっちゃんもおはよ』
緑「おはよう、陽ちゃん」
オ「おはよう！律具少女！」
『あ〜…陽って呼んでください！
律具って言いづらいですし…』
戸籍上じゃ律具じゃなくて相澤だし…
苗字に罪はないけどなんかヤダし…
オ「…ふむ、では陽少女！
まあ、メインは緑谷少年ではあるが、2人とも雄英志望だろ？」
陽・緑『「はいっ」』
オ「そこでこいつ！私考案!!
”目指せ合格アメリカンドリームプラン”!!!
はい、どうぞ！」
緑「ね、寝る時間まで…」
オ「陽少女にはー、こっち！
君は年相応以上の個性の使い方ができているし、それが身体にも合っている、というわけで体力を増やすことを重視して平日の学校終わりのみのメニュー！
朝と休日は勉強時間にあててね！」
『すっご…ありがとうございます！』
オ「ぶっちゃけ緑谷少年のがキツい
ついてこれるかな！？」
緑「〜〜〜そりゃ、もう……！
他の人より何倍も頑張らないと僕はダメなんだ……!!!」
『がんばろっ！』
緑「うん！」
こうして夢への1歩を踏み出した！
休日は消太お兄ちゃんと筋トレと勉強する！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 251人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
