.兄の胸中�� ページ17
マ「オニーチャンなんか困ってることとか無ぇの？
ほらぁ、ワガママとか癇癪すげぇみたいな」
相「あー、残念ながらワガママの1つも言わないな
あと、弱音も吐かない
疲れた、怖い、寂しい…とかな
遠慮されてんだろうけど、なんか、こう、距離を感じるよ」
マ「Ahhh…そういうの時間が経たねぇと解決しづらいよなぁ
言いづらい環境にいたんだろうな」
相「だな
…あと、コレ、困ってる、か…？
いや、困るな…
あの子、泣かないんだ
転んでも、昔の事思い出して怯えても、全部枯れたみたいに
ずっと一緒にいると違和感があるっていうか」
マ「…ウルッともしないワケ？」
相「しないな
泣くっていう行為が抜け落ちたみたいな感じでな
泣く行為はストレスの捌け口の1種なのに無意識だとしても我慢しまくってたら苦しいだろ」
マ「そりゃそうだ
無意識で負荷掛かりまくりだもんな
Umm…でもなァ、解決法がある訳じゃねぇし今は代わりの負担を軽くする方法探すしかないよな
…悪ぃな、聞いといてなんも出来なくて」
相「いや別にいい
どうしようもないだろうから」
━━━━━━━━
マ「今度お前ん家遊びに行っていい？」
相「…」
マ「…センキュー！ショータァー！」
相「まだなんも言ってねぇだろが
…返答は陽ちゃん次第だ
俺だけの家じゃないからな
俺だけならＮＯだが、陽ちゃんがYESならYESだ」
マ「あまーーーい！！！
溺愛してんじゃねぇか！！」
相「うっるせぇ！可愛いだろが！
遠慮して全然ワガママ1つも言わねぇんだぞ？！
言っただろ、さっき！
全部我慢してんだよあの子！
だったら出来ることなんでもして喜ばせたくなるだろうがよぉ！」
マ「おぉう…実はめっちゃ酔ってる？」
相「酔ってねえ！！」
マ「水飲めって、もー」
相「ﾎﾞｿｯ 俺で、いいのかなぁ…」
マ「あ？
…手ぇ取ったのはあの子だろォが
それを信じてやれよ
話聞いてる限りじゃぁお前に1番懐いてるし、信用してるさ
…義兄妹だとしても兄貴だって思われてんだから、シャンと立って堂々としてなきゃァ、いざって時に妹が頼ってくれねぇぞ」
相「…」
マ「自信持てよっ、ショータお兄チャン？」
相「…おう」
マ「うっし、今日はショータの兄貴祝いで奢ってやるよ！
泥酔した兄貴を陽ちゃんに見られねぇようにしとくから呑んじまえ！」
この後、朝帰りした相澤は二日酔いの状態でジョークに大層怒られたという
ジ「限度ってモンがあんだろ！」
相「ﾊｲ…ｽﾐﾏｾﾝﾃﾞｼﾀ」
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
