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溶けた氷が水になってビルから水が滴り落ちる
それを見て個性なかったらカチンコチンになってたな、なんて呑気なことを考えた
尾「思った以上に凄いな轟…
轟と障子が2人揃って来たらさすがに分が悪いよ
直接戦闘は控えるべきだ」
葉「じゃあさっ、隠密しちゃう？」
『うん、透ちゃんは隠密と撹乱を任せるね
タイミングがあれば確保をお願い
で、私達は…
罠でも張る？』
戦わないで済むなら好都合
いつもそういう訳にはいかないけどね
葉隠→確保テープ、”特製障子くん撹乱用音の鳴るボール(糸付き)”を持ち、撹乱・奇襲のための単独行動。陽のポンチョは轟の氷への防御にはなるので一応着て行ってもらった。
─────
轟「チｯ………律具、だったか？」
障「彼女の個性は何が出来るか未知数だな
…どうする、潜入するか？」
轟「入るが障子はそのまま索敵を続けてくれ
無駄打ちはしたくねえ」
障「ああ」
障「…音が離れた、別行動し始めたな
1人……いや、2人…？
くそっ、聞き取りづらい…！」
轟「透明の奴1人か、尻尾の奴と2人で行動してるかどっちかだろ
律具は多分核のところで待機してるはずだ
そっち仕留めるぞ」
障「…核は5階西側の部屋だ、動く様子はないな
他も5階にいる」
──────
タタタｯ
足音が近づいてきた
タイムアップでの敵チームの勝利を危惧しているんだろうと思う
罠は張った
タイミングは私次第
5
4
3
2
1
バゴンｯ
今！
『”ゴム紐”、”弾性強化”』
轟・障「「っ！」」
罠の仕掛けは部屋中に描いた線がゴム紐になって、それが弾性強化されてグワッと収縮するもの
おとなしく拘束されてくれれば…
『げぇ…やっぱ轟くんは捕まんないか…』
障子くんは確保、轟くんには巧みに避けられた
轟「障子っ」
障「悪い轟、後は頼んだぞ」
轟「…あぁ」
尾「…話してる暇、あるのっ？！」
轟「チｯ」
隙をついて尾白くんが轟くんに回し蹴り
しかし、轟くんは奇襲を敏捷に避け、尾白くんに氷をツタのように巻きつけ確保テープを巻き付けた
『尾白くん！』
尾「うわっ……ごめん！」
『…透ちゃん、応援をっ』
轟「させねえ」
この部屋を出入りする扉まで氷漬けになった
透ちゃんはもうこの部屋に入れない
轟「これで1対1だ
ヘタに温度調整なんてしたらコイツらが火傷するぞ
なぁ、お前首席なんだろ？
俺と戦え、律具」
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
