先輩が好き (ページ10)

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好きになってしまったからにはページ10

三苫薫

いつからだろうバカでうるさくてドジでビビりな一人の女子を好きになったのは

俺たちは幼い頃からずっと一緒でいわゆる幼なじみ、腐れ縁ってやつ

元々俺は県外に住んでいて親の都合でここにきた、確か6歳の時

そのとき隣に住んでいたのがAの家族だった

小さい頃は今と違って明るくてうるさいほうだったからAとは同い年と言うこともあり直ぐに打ち解けた

小学校の時俺がサッカーをクラブで始めることになって3年くらいのころ周りは物心がつき始めたのか俺にモテ期がきた。そんな俺と仲がよいからなのかAが女子から嫌がらせ男子は好きなのかってからかってくるようになった

もちろん俺はからかわれてるうちにAを意識するようになった

「てか、お前らってつきあってんのかよー！」

「本当だよないつもいつも一緒にいて」

「そ、そんなんじゃねーし」
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ある日俺は

「Aちゃんは薫くんのことすきなの？」

『え？ぜんぜん！幼なじみだから一緒にいるだけだよ！』

「そうなの？わたし、薫くんのことすきだからじゃましないでね！」

『うーん』

Aとクラスの女子が話してるのを聞いた

俺のこと何とも思ってないんだってショックだった