歳の差なんて関係ない【下野紘】

下野紘side ページ8

下野「おっじゃましまーす！」

今日は梶くんに相談事をしようと自宅へおじゃまする。

梶「相変わらず元気ですね！昨日の収録であんなに落ち込んでたのに立ち直りも早いし(笑)」

ま〜それは……

Aちゃんのおかげなんだけどさ！

下野「ところで梶くん！早速相談なんだけど…」

梶「あんなに明るい下野さんでも悩む事あるんですね〜」

下野「そりゃあるわ！！」

梶くんは俺をなんだと思ってんだよ…

梶「あはは！すみません！……で、相談とは？」

下野「それがね……最近俺おかしいんだ。同じ事務所の新人声優さんと出会って間もないのに話せば話すほどドキドキして……」

梶「うわぁ！下野さん一目惚れってやつじゃないですか？？」

やっぱりそうなるよな〜

俺もそうだと思う

下野「うん……自分でもそう思うよ」

梶「あの……ちなみに一目惚れした子って渕上さんですか？」

下野「えっ！？」

梶「あ！図星か(笑)渕上さんこの前間違えてヴィムスに入って挨拶までしちゃってて……俺が教えたら恥ずかしそうに出てっちゃったんですよ！ほんと面白いな〜って」

下野「うん知ってるよ！あの時は普通に面白い子ってだけだったんだけど…。昨日励ましてもらったときから胸が高鳴っておかしいんだよな〜」

梶「やっぱり恋してるんですね！でも……渕上さん見た目からして相当歳の差あるんじゃ？」

歳の差……

恋愛には関係ないっていうけどさ…

やっぱり心配になる。

下野「それは俺も思った！とりあえず明日収録で会うし、聞いてみた方がいいかな？」

梶「それがいいと思います！渕上さんがもし10代だったとしたらこれからが恋愛を楽しむ時期なので……。色んな人とこれから出会うという時にあいだ挟むのは渕上さんにとって不快に感じるかもですから、とりあえず年齢聞いてから発展を考えましょ？」

うわ……痛いところつつかれた。

まぁホントのことだけどね。

37の俺にはAちゃんは遠いんだろうか。

下野「ありがとう！そうする！じゃあまたね！」


悩んだってしょうがない！

年齢聞いてから考えよ！

久しぶりに恋することができたんだから

不快じゃないなら俺はAちゃんの……


そばにいたいよ＿＿＿

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