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*喧嘩 ページ4

貴方「ここはドでよくない?」




米津「ドのシャープにして曲調を変えた方がいい」




貴方「いや、でもなんか暗くなるよ?明るい曲だったのに急に暗くするの?」





米津「あのね、これ俺が作曲するの。Aには関係ないでしょ。」





そう言われカチンときた。



アドバイスしただけなのに。




貴方「あーもう勝手にすれば?私知らないから。」





米津「んじゃ出てく。」





思いもよらぬ言葉…。




貴方「どーぞどーぞ。さよーなら」





負けず嫌いな私はそう言う事しかできなかった。




そして玄師はマスクをして玄関を出ていく。





ただ呆然とその姿を見ることしかできなかった。





貴方「まー玄師の事だし暗くなれば帰ってくるもんね」







だが、そんな甘ったれた考えは通用しなかった。






夜になって急に降り出す雨。






玄師が帰ってくる気配は感じない。





きっとあっちは強がって帰ってこないだけだろうと考えてた。








……とその時




ピーポーピーポー…





遠くから聞こえる救急車のサイレン。





いや…事故なわけないよね……?





でもこの時点から私は我慢出来なかった。





傘を忘れたまま家を飛び出す。





貴方「ねぇ玄師……どこにいるの?」






声すら雨でかき消される中懸命に探す。






しばらくして

……あ。







公園で1人ブランコに座ってる人。





これは玄師だ。





すぐさま駆け寄り





貴方「そんなとこいたら風邪ひくよ。」




そう言ってタオルを巻いた。




玄師は少しびっくりしている。





米津「喧嘩中でも探しに来てくれたの?」




貴方「当たり前だよ。夜になっても帰ってこなくて心配したんだから。」





すると玄師が私の手を引いてギュッと抱きしめた。



少し濡れてたから冷たかったけど関係ない。



米津「…ごめんね。」




貴方「私こそごめんなさい。」




米津「ん、じゃあ仲直りのキスね」




そして玄師がニコッと笑うとともに玄師の冷たい手が頬を包む。




そして唇が重なった。



それもいつもより深くて…




米津「……寂しかった。」




そう言った玄師は私の胸に顔を埋めた。

*ミルクティー→←*お風呂



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作者名:暖花(のんか) | 作成日時:2018年3月19日 22時

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