晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑) (ページ34)

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橙side

連絡ノートを見れば

10時～自由時間

「前回とおんなじで俺ら買いもんいってくる？」

淳「うん、そやな、」

『あいねの心開いといてな、笑』

《ぱぱっ？》

抱っこから下ろされて、不安そうにシゲを見上げるあいちゃん。

濵「なかなかむずかしそうやで～？笑」

小「あいちゃん、のんちゃんのとこおいで。」

《やっ、ぱぱぁ、》

〈あいね、たい、おるからだいじょーぶやでっ？〉

顔を覗き込んで、心配する大洋くん。

優しいお兄ちゃんやな。

「ふふっ、ほないってくるな？」
『いってくるなぁ、』
　

濵「いってらっしゃい！」
〈いってらっしゃい！！〉
小「あいちゃん、いってらっしゃいは？」

《ややぁ、》

いってらっしゃい、できひんかったけど、2人は行ってしまった、笑

桐「大洋くんは最近なんかハマってるもんあるの？」

〈あんなー、たいな、ひらがなかけんねん！！〉

桐「へぇー！すごいやん！」

〈にひっ、たい、すごいっ？〉

桐「おん、すごいすごい！」

中「ほなさ、ひらがな練習する？」

小「淳太もたまには良い提案するやん！」

中「うっさいわ、笑」

桐「じゃー、大洋くん、この紙に、たいよう、って書いて？」

〈たいようはな、かんたん！！

たい、いっつもかいてるから！！〉

桐「ふふっ、そっかそっか、」

言葉通り、たいようは完璧に書けた大洋くん。

中「あいね、は？書ける？」

〈あいね、かける！！〉

濵「おっ、みしてみしてー！」

集中して、書き始めた大洋くん。

一方あいちゃんはというと、

小「あいちゃん、おかしたべる～？」
藤「かわいいなぁ、」

《、、、》

イケメン2人に囲まれて、それでも無言貫き通してる。笑

小「あかんな、笑」

《にぃにっ、》

そう言って大洋くんを指差した。

藤「ふふっ、にぃに、ひらがな書いてんなぁ？」

小「あいちゃんのお名前、書いてるらしいで？」

《、、、》

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