晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑) (ページ19)

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赤side

ともの生放送当日。

俺はドラマの撮影。

何事もありませんように、とただひたすらに祈る。

でも、そんな俺の祈りは儚く散って。

マ「重岡さん！！神山さんがっ！！」

生放送を見てたマネージャーが焦ったような声をあげて俺に言うてきた。

『どうしたん、』

マ「収録中に倒れて！それで！！」

今すぐ駆けつけてあげたい。

でも、ドラマの撮影をしていて、そんな俺の私情での撮影中止なんて通用するはずなくて。

平常心を装って、撮影を続けた。

でも、正直頭の中は、とものことでいっぱいで、

気づけば撮影は終わっていた。

『ありがとうございました！はよ行くぞ病院！！』

挨拶をして、救急車で運ばれたらしいともがいる病院へ向かう。

走ってともの病室へ行くと、

寝てるのに、顔は真っ青で、

なんだか苦しそうで。

ともの手をとって、ぎゅっと握りしめる。

ひたすら、手を握りしめていると、メンバーも続々駆けつけてきた。

桐「もんち、、がんばったなぁ、」

濵「よぉ、がんばったなぁ、」

中「神ちゃん、お疲れ様。」

流「がんばりすぎちゃったんか、」

それぞれ言葉は違うけど、みんなとも頭を撫でながら、愛おしそうに。

小瀧は、、ちょうど休憩中でテレビを見てたらしく、ショックを受けていて、ともの姿を見て、ぎゅっと唇を噛み締めただけやった。

「んぅ、、」

『とも、？おきた？？』
桐「もんち？」
他全員「神ちゃん、！」

「はっ、ごめんっ、ごめんっ、ごめんなさいっ、

もうっ、めいわくかけへんからっ、

おれっ、もうっ、」

起きてすぐ、パニックになりかけてるとも。

その姿を見て、ぎゅっと抱きしめる。

『とも、大丈夫。大丈夫。よぉがんはったなぁ、』

桐「ほんま、よおがんばったよ。」

「ううっ、でもっ、おれのせいでっ、みんなっ、」

淳「神ちゃん、誰もなにも迷惑やと思ってへんよ。」

会話してる間も、ともはずっと震えが止まらない。

濵「こわかったやんな、、」

流「ここはシゲに任せた方がいいんかな、」

そう言いながら、みんなに伝えるように流星が小瀧の方に目を向ける。

さっきからずっと、なにも喋っていない。

というより、喋れていない。

顔色も悪い。

淳「せやな、そうしよ。」

小瀧のためにも、とものためにも、今はその方がいい。

濵「望。行くで。」

小「あっ、うん、」

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