晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑)

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緑side



ありがとう、ごめんね、言わなあかんことくらいわかってる。


傷つけてることくらい、わかってる。


でも、どうもイライラしてしまって。泣きそうになって。


なにより自分の感情がわからへんくて。


心の余裕がない。


常になにかに追い詰められているようで。


苦しい。


「ﾊｧｯ､ｸｯ、ﾊｧｯ､ﾊｧｯ、」


そんなことを考えていたら、本当に苦しくなってきて。


『とも、とも！落ち着いて、一緒に、、』


「はなして！！ﾊｧｯ､ひとりでええ！！」


布団をめくって、一緒に息を合わせてくれようとしたんやろう。


でも、一緒に、って言葉でさえイライラして。


大毅は、なにもせんでも生まれてくるの待つだけで良くて。


俺1人しか苦しんでないのに。


『ごめん、ごめんな。』


いきなり手を払って大声を出した俺にびっくりしてかたまった大毅は、涙目になって、苦しそうな声で謝って、部屋を出て行ってしまった。


その顔と声が頭から離れへんくて。


でも、自分のことでいっぱいいっぱいの自分にできることはなくって。


大毅は、いろいろしようとしてくれてるのに。


自分の無力さに、また涙を流す。


今は、一人になりたい。


でも、独りは真っ暗で、怖くて、しんどくて。


大毅、ずっと隣におってくれる？？


ずっと一緒におってくれる？？



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