黄昏のように儚いお話。(JW 赤×緑)

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橙side


先生「みなさーん！これからおそといってもいいですよー！」


他の先生がみんなに声をかけてくれた。


『はっ！おそと！』


折り紙をしていた手を止めて嬉しそうにこちらを向いただいきくん。


“ん、いってくる？？”

『んー！いいや！だいおへやにおる！』

「だい、おそと、ええよっ、とも、あっくん、おへや、だっこっ、」

『んーでもだい、ともとおりたいもん！』

「あっくん、とも、おそと、だいとっ、」

“ともくん、今日はお部屋にいよ？な？”

「ん〜っ、」

『だいが、おそといきたそうやったから、いうてくれたんやろ？

だい、もううれしいからだいじょうぶやで！ありがとう！

おへやにおろ！ほらともみて！はーとつくった！ともにあげる！』

「んふふっ、はぁとぉ、あぃがとぉ、」


ちょっと語尾が伸びてふわふわしてきたし、熱出てきたかな、


“ともくん、いたいとこはない？”

「ん〜っ、わからんっ、」

“ん、そっかそっか、”



子「あっくんせんせー！おそとでいっしょにあそぼーー！」


男の子が俺に外に行こうと誘ってきた。


“ごめんなぁ、あっくんせんせい、”


子「きょうずっと、ともくんひとりじめやん！ずるい！しんどいならおやすみすればええのに！」


俺の言葉を遮ってそう言われた。


「ややっ、おやすみ、ないっ、おやすみ、ないぃっ、あっくっ、」


“保育園、きたかったん、”


『あんな！だいがな、きのうな、ともにあしたもいっしょにあそぼーね！っていったからな、ともきてくれてん！やさしいやろ！？』


子「ん、うん、、」


だいきくんの勢いに圧倒されかけてる男の子。笑


“いまな、あっくんせんせい、おへやお当番やねん。ほんまごめんなぁ？おそとにお友達、いーっぱいおるから、みんなと遊んでき？”


お当番という言葉を使って説明した。


子「わかった！せんせー、おとーばんがんばってな？」

“ふふっありがとう、きをつけていくんやでー。”

子「はーい！！」

「あっくんっ、」


“んー？”


「おふとんっ、、」


“ん、おねつでてきちゃったなぁ？横になりたいか。”


「ｺｸｯ」


『あきと、ちがうおへやいくん？』


“せやなぁ。”


『だいもいっていい？』


“しずかにできる？？”


『できるできる！！とも、だいもついていっていい？』


「ｺｸｯ きてぇ、」


『んふふ！いくいく！！』


てことで、だいきくんと手を繋いでともくんを抱っこして、おやすみする部屋へ移動。



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