黄昏のように儚いお話。(JW 赤×緑)

■ ページ32

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橙side


園児がほとんど揃って出席の時間。


俺はともくんを抱っこしとるから、他の先生が一人一人名前を呼ぶ。


先生「今からお名前を呼ぶので手をあげてお返事してください！」


『とも、てぇあげるんいたいんちゃう！？』


“ともくん、おへんじだけでええからね？”


まあ左手は使えるねんけどな。笑


「ｺｸｯ」


先生「、〇〇く〜ん、」


子「はーい！」


先生「はまだだいきくーん！」


『はーーーーい！！』


元気よくお返事しただいきくん。


先生「ふじいともひろくーん！」


「はいっ、」
『はーーい！！ともここでーす！！』


手あげられへんともくんの代わりに手をぴーんと伸ばして前にいる先生にそう言うただいきくん。笑


『にひひっ、てぇ、なおるまで、だいのてぇはとものてぇやで！！』


そう言ってともくんに手のひらを見せてる。笑


「んふっ、ﾂﾝﾂﾝ


だいのててっ、とものっ、」


嬉しそうに大毅くんの手のひらを左手の人差し指でツンツンした。笑


『へへっ、そう、かしてあげるな！！』


「んふっ、かーしーてっ、」


『ふふっ、えーえーよ！』


「ふふっ、」


か、か、、かわいい、、、笑


「んふっ、だいのててっ、とものっ、だいのててっ、んふふっ、」


嬉しそうにずっと呟いとるともくん。大毅くんの手をぎゅっとした。


『へへっ、かわいい！

だいのてぇ、な、

とものおにもつはこべるしな、

とものおなまえよばれたらてあげられるしな、

とものぶろっくおけるしな、

ともにごはんたべさせられるしな、

とものことぎゅーできるしな、

とものことまもれるしな、


なんでもできんねんで！？すごい！？』


「んふっ、すごいっ、だいのててっ、」


『あ！！あとじゃんけんもできる！！』


えーっと、、それは怪我関係あらへん。笑


「！！すごいっ、！」


ほんまや！！みたいな表情でそう言ったともくん。笑


『へへっ、ありがとうとも！！』


「んふっ、ありがとっ、とももっ、」


『んへへっ、』


「んふふっ、」



どうしよう、たぶんこのちっちゃいカップル2人俺のこと見えてへん、、笑



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