黄昏のように儚いお話。(JW 赤×緑)

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多少調べてから書いてはいますが、医療知識ありません。
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橙side



病院に着くと、すぐにCTを撮って、何針か縫う手術をして、不幸中の幸い、脳に異常はなかった。


それ以外には右手首と腰の打撲。


手に関しては利き手やからこれから不便やな、


CTを撮るところから麻酔が効くまでともくんはギャン泣きやった。


なにをやられてるんかわからん上に、知らん先生でほんまに怖かったと思う。


手術を終え、落ち着いて、俺の胸の中で寝てるともくん。頭には網網のやつをかぶってて、右手首には包帯。


可愛い顔には似つかわしくない痛々しい姿。


ほんまによぉ頑張った。


ともくんパパはどうもすぐには抜けられへんらしく、来れるようになる時間まで俺が付き添う。


「んぅ、、」


“お、目覚めた？？”


「あっくぅ、？」


“ふふっ、よぉがんばったなぁ？”


「んぅ？？」


まだちょっとぼーっとしてるともくん。


“頭のお写真、撮るんよぉがんばったな？”


「！！ こぇ、とるっ、」


頭と聞いて、自分の頭にあみあみがついてることに気づき、それを引っ張りながら頭を叩くともくん。


“あ、とったあかんよ。とったらいたいいたいやで。”


「あっ、てて、たいたいっ、」


右手を動かしてしまったから、手首が痛いことにも気づいた。


“おててなぁ、どーんってなってしまったからなぁ、ちょっとおやすみさせてあげなあかんねん。”


「んぅ〜、ややぁ、」


胸に顔を埋めてくるともくん。


“うんうん、いややなぁ。”


ほんま俺の心も痛くなってくる、、俺がもっと近くで見ておけば、助けられたんかな、ともくんがこんな思いせんでよかったんかな、、




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