白虹のように儚いお話。(JW 赤×緑)

◎ ページ39

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青side



『あ！あとな！あ！ともじぶんでいい！』


「んぅ？」


『おといれ、、』


小声で言うてるけど聞こえとる、笑笑


「おといれ、いったっ、」


青「んお？笑」


『ともな、おといれな、でるまえにいけてんで！！すごいやろ？』


青「え！そういうこと？すごいやんとも！！」


「えへへっ、」


紫「ファミレスでもじもじしとったら、大毅が気づいてそのままトイレ行ってん。その間もがまんできたもんな、えらかったなあ？」


「んふっ、」


青「自分から言った訳やないんすね、でももじもじしてて声かけても出すまで止まっとって動かないんでびっくりっすわ、笑」


「だい、とも、おといれ？って。」


恐るべしだいきくんパワー。笑


青「そっか、ほんますごい、ぱぱうれしいで？」


「んふっ、ぱぱっ、うれしっ？とも、おといれっ、」


青「おん、うれしい、」


焦らんでいい、って思ってても、やっぱり成長は嬉しいもんで。


紫「寝られそうかな、笑」


青「どうやろう、、切ったらまた泣いてまうかもしれないっすね、笑」


「きるっ？ばいばいっ？」


青「うん、またあしたーやな、」


「またあした、、」


青「そう、またあした、」


「またあした、、またあした、、」


繰り返して整理中のとも。


「ぱぱっ、またあしたねっ、」


青「うん、またあした、はよおむかえいくな、おやすみ。」


「おやすみっ、」
『りゅーせーおやすみー！』
紫「おやすみー。」


青「おやすみなさーい！またねっ、」


手を振って切ったけど、


最後涙をこらえてたともの表情が離れへんくて。


ともは泣きそうな時は泣いてまう子やから、


涙を堪えるなんて初めてで


きっと俺に心配かけへんようにしたんやろうなって、


成長が嬉しくもあり、


寂しくさせてしまって申し訳なくもあり、


強がってるんが切なくもあり、


でもやっぱりこんなこと初めてでともが強くなったような気がして嬉しくて。


いろんな感情が入り混じって。


無性にともを抱きしめたくなった。笑


とも、ぱぱ、絶対迎えに行くから。


待っててな。



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