白虹のように儚いお話。(JW 赤×緑)

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紫side


紫「風呂入るよ〜。」


『はーい、！』


大毅の返事は聞こえてんけど、ともくんの声は聞こえへんくて、


ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ


『おとん！！ともかたまっちゃった！』


そういやともくんお風呂苦手やったな、、笑


大毅に手を引かれてともくんの元へ。


『とも〜、だいじょうぶやで、おとんがやさしくやってくれるで？？』


「んぅ、いやぁっ、」


紫「いややなぁ？いつもぱぱにどうやってもらってるかはまちゃんに教えてくれへん？はまちゃん、そのとーーりにやるからさ？？」


「んぅ、おふろ、いややのっ、」


『どうするっ？』


紫「う〜ん、」


これは困った、、笑


『だいが、いっしょやで？やから、ともが、だいじょうぶになるまでも、だい、いっしょにおるよ。』


大毅が一緒やから大丈夫やで？ではなくて、あくまで大丈夫かはともくんが決めることやから、それも一緒に待つて、、


ほんまに俺の息子か？笑


気ききすぎて疑うレベルやねんけど。笑


「、、、」


『、、、』


暫し沈黙が流れる。笑


「だいっ、」


『んー？』


「おふろ、となり、おって？？」


『ん、わかったで。いこ！！おとんも！！』


紫「ん、はいろか。大毅、ありがとな。」


「とももっ、ありがとっ、」


『なんも！！はよはいろ！！』




軽く体を流して湯船につかる。


いつもは、バシャバシャやる大毅も今日はむっちゃおとなしい。笑


おかげでゆっくり入れるわ。笑


ともくんは絶対溺れへん深さやのに、俺に座り抱っこされた状態で俺の腕にぎゅっと掴まってる。笑


紫「ふぅ、きもちええな〜？」


『おん！！』
「ｺｸｯ」


『とも、みずとんでこうへんやろ〜？』


「ｺｸｯ だいじょぶ、、」


2人とも特にはしゃがへんから、、静かなまま10分入浴。笑


紫「あと10数えたらあがろか。」


『じゅーかぞえる！！じゅー！』


「じゅー、」


『きゅー！』


「きゅー、」


「はーち！』


「はーちっ、」


『なーなっ！』


「なーなっ、」


『ろーく！』


「ろーくっ、」


『ごーお！』


「ごーおっ、」


『よーん！』


「よんっ、」


『さーんっ！』


「さんっ、」


『にーい！』


「にーいっ、」


『いーちっ！』


「いーちっ、」


『ぜろっ！』


「れろっ！」


謎にカウントダウン方式やし、数数えられへんともくんは大毅の後に言うから実質20秒やし、なんならゼロ分もあるから22秒やし、


長い10秒やわ。笑



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